ヘルスキーパーの職業理解を深めるイベントが盲学校で開催
2025年8月2日、大和ハウスグループの株式会社コスモスイニシアが主催する『ヘルスキーパーコミュニケーションネットワーク(通称ヘルコネット)』が盲学校の学生向けに開催されました。このイベントは、ヘルスキーパーという職業に対する理解を深め、学生が将来のキャリア選択の幅を広げることを目的としています。
ヘルスキーパーとは?
ヘルスキーパーは、企業内での理療サービスを提供し、従業員の健康をサポートする役割を担っています。国家資格を持つマッサージ師や鍼灸師が多く、筋肉の疲労や痛みの軽減、さらには花粉症の緩和などを行います。コスモスイニシアでは、ヘルスキーパーが従業員の健康管理を通じて、仕事の効率や生産性を向上させる取り組みを行っています。
障害者雇用の促進とヘルコネットの背景
近年、障害者雇用に対する法律が強化され、企業には法定雇用率の達成が求められています。その中で、コスモスイニシアは特にヘルスキーパーの採用を推進しており、2006年よりこのイベントを開催してきました。しかし、盲学校の学生がヘルスキーパーという職業を知る機会は少ないのが現実。そこで、ヘルスキーパー自身が学生に職業のリアルを伝える場として『ヘルコネット』を企画したのです。
2025年ヘルコネットの様子
第19回の開催では、全国の盲学校から学生と教員の20名、現役ヘルスキーパーが参加し、ヘルスキーパーとしての仕事内容や必要なスキルについてざっくばらんに話し合いました。また、座談会を通じて、参加した学生は講師の方々から直接の経験談を聞くことができ、自身の進路について考える貴重な機会となりました。「ヘルスキーパーの意義を再確認できた」との感想が多く寄せられました。
将来に向けた取り組み
イベントの成果を受けて、コスモスイニシアは今後も『ヘルコネット』を継続するとともに、ヘルスキーパーの職業に対する認知度向上に繋げたいと考えています。全国的にヘルスキーパーを目指す学生を支援し、企業での導入拡大にも寄与する意義を改めて実感しました。
今後も、学生向けの職業理解の場を提供しつつ、企業におけるヘルスキーパーの導入支援を積極的に行っていく方針です。
コスモスイニシアの理念と未来
コスモスイニシアは、「Next GOOD」という価値を追求し、社会のニーズに応えるサービスを展開しています。これからも、より多くの人々と共に社会課題を解決していくために、活動を続けていく所存です。ヘルスキーパーの普及を通じて、全ての働く人が生き生きと働ける社会の実現を目指しています。