Maxon One、新年から創作意欲を刺激する新機能を発表！RedshiftとZBrush統合で制作ワークフロー革命

Maxon One、2024年、創作活動を加速させる画期的なアップデートを発表

Maxon社は、2024年1月、クリエイター向けソフトウェア「Maxon One」の大幅なアップデートを発表しました。このアップデートでは、業界標準のデジタルスカルプトソフトウェア「ZBrush」と高性能レンダラー「Redshift」の統合が実現。さらに、iPadアプリ「Forger」や「Red Giant Trapcode」にも新機能が追加されるなど、クリエイターの創作活動を強力に支援する内容となっています。

ZBrushとRedshiftの統合：かつてない表現力の進化

今回のアップデートの目玉は、ZBrushとRedshiftの統合です。これにより、ZBrush内で直接、Redshiftの高品質レンダリングが可能になります。サブサーフェススキャッタリングや発光ライト生成にも対応し、金属の質感やガラスのコースティクスなど、リアリティあふれる表現が簡単に実現できます。NvidiaやAppleのGPUをフル活用できるため、レンダリング速度も大幅に向上。CPUでも高精度なレンダリングが可能です。Maxon Oneサブスクリプションユーザーは、これらの恩恵を最大限に受けられます。

ZBrush：進化したスカルプトツールで創造性を解き放つ

ZBrushには、新たなスカルプトツールや機能が追加されました。「スライムブリッジ」は、2つのマスク間の複雑な形状を簡単に作成できるツール。「Sculptris Pro」は、必要な部分のメッシュ密度を高め、細部まで作り込むことを可能にします。「ダイナミックシンメトリ」は、モデルを回転させながらシンメトリを維持できる機能です。「マスク領域」は複雑な形状のマスク作成を簡単化し、「最後の操作を適用」機能は、複数のサブツールに一度に操作を適用できます。さらに、自動リトポロジー機能「Zリメッシャー」が強化され、ポリペイントの情報も維持したままメッシュを最適化できるようになりました。

Forger：iPadで本格的な3Dモデリング

iPadアプリ「Forger」では、サブディビジョンサーフェスや対称機能など、本格的なポリゴンモデリングツールが追加。場所を選ばず、創造性を発揮できます。

Red Giant Trapcode：パフォーマンス向上でワークフローを効率化

Adobe After Effectsプラグイン「Red Giant Trapcode」のパフォーマンスも大幅に向上しました。「Particular」では、エミッターを3Dレイヤーにリンクできるようになり、パーティクルシステムの設定が効率化されました。アニメーションしたPhysics Time FactorやFormパーティクルのメモリ管理も改善され、よりスムーズな作業が可能です。

Maxonカプセル：豊富な素材で創作活動をサポート

Maxon Oneサブスクリプションユーザー向けには、Redshiftに最適化された75種類以上のモデルと30種類のマテリアルが提供されます。Maxon One専用の素材も30種類追加。Rocket Lassoと共同開発された「Wave Splineプリミティブ」では、オシロスコープなどの波形をシミュレートできます。

まとめ：Maxon Oneアップデートは、クリエイターの未来を変える

Maxon Oneの最新アップデートは、ZBrushとRedshiftの統合をはじめ、多くの新機能とパフォーマンス向上により、クリエイターのワークフローを劇的に変えるものです。これにより、アーティストはかつてないレベルの表現力を得て、創造性の限界を超える作品を生み出せるようになるでしょう。Maxon社は、今後もクリエイターの創造性を支援する革新的な製品開発を続けていくとのことです。