堺市での転倒リスク計測会の検証結果
大阪府堺市では、「元気になろうプロジェクト」の一環として、シャープ株式会社と共に健康イベントが開催されました。このイベントでは、参加者の転倒予防に向けた意識の変容や行動変容、さらに運動継続率についての検証が行われました。以下にその詳細をご紹介します。
検証の目的と概要
検証の目的
「元気になろうプロジェクト」の参加者における転倒予防に関する意識や行動の変化、そして運動の継続率を評価することが主な目的です。具体的には、イベント参加者の健康意識がどのように変わっていったのかを明らかにすることを目指しました。
検証の概要
この検証は、2024年4月から6月にかけて実施され、計3回にわたって転倒リスク計測が行われました。全61名の参加者に対して、個々の評価に基づく改善プログラムが提案され、以下の項目が検証されました。
- - イベント継続参加率
- - 参加者の意識変容・行動変容
- - トレーニング継続率
- - 初回結果との比較による転倒リスク改善率
転倒リスク計測技術StA²BLE
本イベントでは、横浜国立大学の研究成果に基づくUNTRACKED社が開発した転倒リスク計測システム「StA²BLE」が活用されました。このシステムは、参加者の転倒リスクを1分間の計測で可視化し、そのデータに基づき適切な改善トレーニングを提案します。参加者は自身で計測を行い、次回の計測でその効果を確認しました。
トレーニングプログラムの提案
参加者に対しては、3種のトレーニングが提案され、カレンダーを使って体操を実施することが推奨されました。これにより、運動習慣のある66%の参加者は、自らの健康を意識しながら実践しています。
アンケート集計結果
計測後のアンケートでは、参加者から次のような意見が寄せられました。
- - 「イベントを通じて、人と繋がることができて嬉しかった」
- - 「紹介された体操を取り入れて、これからも続けていきたい」
- - 「前回よりも体調が改善したのが嬉しい」
立位機能計測装置「StA²BLE」
「StA²BLE」は、事前に行われた研究結果をもとにした装置で、ヒトの安定性や感覚能力を評価し、転倒リスクを算出します。これにより、各参加者の「立位年齢」が導き出され、個々の改善点が浮き彫りになります。このシステムは、厚生労働省のもとでその有効性が実証されています。
参加者からの評価と今後の展望
参加者からは「簡単で理解しやすかった」との意見が多く、改善プログラムを継続的に実施したいという声も上がっています。今後も定期的に計測会を実施し、参加者の健康維持に寄与していく計画です。
今回の検証結果は、健康維持や転倒防止に向けた新たな手法として評価され、特に高齢者の方々にとって重要な意味を持つものといえます。今後はさらなる研究と実施を重ね、地域全体の健康意識の向上に貢献していくことでしょう。