Forcesteed Roboticsが新たに開発した「Agentic Robotics」
株式会社Forcesteed Robotics(以下「Forcesteed」)は、東京都江東区に本社を置き、AIやロボティクスの研究・開発を手掛けている企業です。この度、ForcesteedはPhysical AI OS「Forcesteed OS “FOS”」(フォス)の新機能として、AIエージェントがロボットの作業プログラム作成を補助する「Agentic Robotics」を発表しました。今後、社内やパートナー企業との実証実験を通じて、この技術の可能性を探っていく予定です。
「Agentic Robotics」の機能とは
「Agentic Robotics」は、AIエージェントがユーザーから指示された作業内容を基に、最適な手段を選択し、作業プログラムを生成する機能です。具体的には、AIエージェント「Forcesteed-Luqua(ルクア)」が指示を読み解き、状況に応じてティーチング、ルールベース、VLAなどの方法から最適なものを選びます。それによって、汎用ヒューマノイドコントローラ「Forcesteed-LEIVOR(レイバー)」のノードプログラムが生成されます。
また、この機能ではAIエージェントが作成した動作やスキル、タスクを再利用できる資産として蓄積できる仕組みが導入されています。これにより、AIエージェントは使うほどに新しい作業に対する選択肢が広がり、効率的なプログラミングが可能となります。
開発背景と課題
従来の産業用ロボットは、固定されたタスクには強いものの、条件が変わるとプログラムの修正が必要でした。人手による修正や従来の制御技術では限界があります。そこで、Forcesteedは既存の制御技術と学習済み動作を組み合わせて、AIエージェントがロボットプログラム作成を支援する「Agentic Robotics」に着目しました。この方法論によって、動作を生成する際の効率を大幅に向上させることが期待されています。
「Agentic Robotics」には主に「組む」「確かめる」「直す」「動かす」「育てる」の5つの主要機能があります。これにより、効率的に作業プログラムを生成し、現場での実行に向けた最適化が実現されます。
実施プロセスと特徴
1.
作業プログラムの生成:
AIエージェントは、「柔軟な物をつかみ、指定の位置に置く」というタスクを細分化し、「対象を見つける」「近づく」「つかむ」「置く」という一連のプロセスに分解します。これによって、個々の工程に最適な手法を選択してプログラムを生成します。
2.
人間による確認:
提案されたプログラムは、担当者が確認し、その場で修正または承認します。これにより、安全性が確保され、AIが独自にプログラムを執行することはありません。
3.
失敗時の柔軟対応:
もし工程で何らかの問題が発生した場合、担当者はその問題を指定でき、AIエージェントは改善案を提案します。人間とAIが協力して解決策を見出す体制が整っています。
4.
AIエージェントによる支援:
AIエージェントの役割は、あくまで動作の作成を補助するものであり、実際の動作は従来の制御システムが担います。
5.
動作の蓄積と進化:
承認された動作やスキルは資産として蓄積され、使うことでAIエージェントが進化します。これにより、今後のプログラム作成がより効率的になるでしょう。
今後の展開
Forcesteedは、「Agentic Robotics」の実証を進めながら、さらなる機能改善に取り組むという方針です。AIシステムの進化とともに、新たな可能性を切り開き、フィジカルAIの実装を加速させることを目指しています。この技術が業界に与える影響が期待される中、今後の進展に注目です。
公式サイト:
Forcesteed Roboticsにて、最新情報を随時更新しています。