HENNGEがIssueHuntにリード投資
HENNGE株式会社が、ソースコードの脆弱性管理とクラウド環境のセキュリティ統合を手掛けるIssueHunt株式会社に対し、リード投資を実施しました。この出資は、IssueHuntのアプリケーションセキュリティポスチャー管理(ASPM)サービス「Baseline」を通じた両社のシナジーを生み出すことを目指しています。
サイバー攻撃の脅威と対策の必要性
近年、テクノロジーの進化とともに企業のIT資産は複雑化し、サイバー攻撃の件数も増加傾向にあります。このような状況の中で、最新の脆弱性情報を把握し、迅速に対応策を講じることが求められています。IssueHunt株式会社の「Baseline」は、こうした課題に対応するために開発されたサービスで、企業のIT資産全体を見える化し、脆弱性の早期発見を実現します。
「Baseline」によるセキュリティの強化
「Baseline」は、運用、脆弱性の統合管理を一貫して支援し、企業がセキュリティ体制を強化するための多層的かつ効率的な対策を提供します。また、複数の脆弱性情報を一元管理し、リスク評価や優先順位付けを自動化する機能を持っているため、企業は業務の負担を軽減しながら、セキュリティ体制を強化できます。
HENNGEの出資背景
HENNGEは、これまでも事業シナジーの高いBtoB SaaS企業への出資を行い、成長を共にしてきました。今回のIssueHuntへの出資においても、サービスの独自性や市場の将来性に加えて、HENNGEの顧客に対して「Baseline」へのニーズがあると認識しています。この出資を通じて両社のビジネスの相乗効果をねらっています。
IssueHuntのCEOの思い
IssueHunt株式会社の代表取締役社長、横溝一将氏は、HENNGEからの支援を受けることができることに感謝の意を示し、HENNGEをロールモデルとして自身の企業成長に繋げる意欲を語っています。彼は「HENNGEを超える」という気概で、次代を担うテックカンパニーとしての成長を目指すと明言しました。
HENNGEの支援内容
一方、HENNGEの取締役副社長、永留義己氏も、IssueHuntのASPMサービスへの出資を喜び、両社が持つノウハウを活かして経営や営業、マーケティング、開発の全方位で支援を行う考えを語っています。具体的には、脆弱性管理やリスク評価の効率化によって顧客の課題解決に貢献することが目的とされています。
まとめ
このたびの出資は、HENNGEとIssueHuntの両社にとってウィンウィンな関係を築きながら、企業のセキュリティ対策を強化する重要な一歩となるでしょう。IssueHuntが提供する「Baseline」は、サイバーリスクへの対応をより効率的に行えるツールとして期待されています。
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