地方空港を活性化する取り組み
株式会社ギックスが、地域の魅力を引き出す新たな実験として、地方空港での利用者活性化を目指すプロジェクトを始動しました。この取り組みは、同社のマーケティングツール「Mygru(マイグル)」を活用し、未利用のポテンシャルを最大限に引き出すことを目的としています。
背景と目的
これまでの地方空港は、航空事業の需要に依存して成長してきました。しかし、航空事業だけでなく、飲食や物販、サービスなど非航空事業の拡充も求められています。多くの利用者が空港を単なる「移動の通過点」として認識している中、滞在時間や回遊を促進することが空港全体の成長に繋がると考えられています。
そこで、ギックスは対策として、利用者の行動データを分析し、個々のニーズに合ったサービスデザインを進める方針を掲げました。地方空港が「地域の魅力発信・交流拠点」として機能することで、非航空事業の成長を実現していきます。
「寄んなっせ、見なっせ!スタンプラリー」の実施
その第一弾として、熊本国際空港と協力し、スタンプラリーを実施する運びとなりました。このスタンプラリーは、同空港を訪れる利用者が空港内を訪問しながらスタンプを集める形式です。参加者は、スタンプを集めることで抽選で500円のデジタルクーポンを獲得できるチャンスを得られます。
概要
- - 開催期間: 2025年10月15日(水)~ 2025年12月14日(日)
- - コース設定:
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Aコース: 空港内3つのチェックポイントでスタンプを集める。抽選で500円クーポン。
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Bコース: 4つのチェックポイントでスタンプを集める。こちらも500円クーポン。
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Cコース: 指定の店舗を利用してスタンプを集める、500円クーポンの抽選あり。
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Dコース: 搭乗待合エリアの店舗からスタンプを収集、抽選対象。
参加者は各コースクリア時にアンケートに答える必要がありますが、これにより顧客の行動データが得られ、実際の行動傾向を可視化することが可能になります。これにより、今後のサービス改善や新たな施策の設計に役立てられます。
「Mygru」とは?
「Mygru」は、オフラインとオンラインの行動データを可視化・分析することに特化したマーケティングツールです。このツールを用いることで、顧客理解が深まり、施策の最適化が図られます。来店や回遊といった行動の「手前」にあるデータも捉え、キャンペーンの効果を測定し、顧客体験の向上に貢献します。
会社情報
ギックスは、東京都港区に本社を構える企業で、戦略コンサルタントとアナリティクスの専門家によるデータインフォームドな事業を展開しています。データを最大限に生かしながら、顧客理解と事業成長を同時に実現することを目指しています。
会社概要
- - 社名: 株式会社ギックス
- - 代表者: 代表取締役CEO 網野知博
- - 所在地: 東京都港区三田1-4-28 三田国際ビル11F
- - 事業内容: アナリティクスを活用したコンサルティング業務やマーケティングツールの研究・開発を行っています。
今後、このような新たな取り組みが地方空港の活性化にどれほど寄与するのか、注目が集まります。