映画『Yokosuka1953』書籍化プロジェクト
戦後の混乱期を題材にした映画『Yokosuka1953』が、さらなる展開を見せることになりました。このドキュメンタリー映画は、長年にわたり多くの映画祭で賞を受賞し、2022年から全国公開され、テレビでの特集も組まれるなど、多くの反響を呼んできました。このたび、映画の基盤である物語をさらに深く掘り下げ、書籍として出版するためのクラウドファンディングが2025年1月31日まで行われています。
映画のストーリーとは?
物語は1947年、戦後混乱が続く横須賀で始まります。主人公の木川洋子は、外国人の父と日本人の母の間に生まれ、不遇な環境の中、5歳でアメリカに養子として渡ります。それから66年の歳月が流れ、彼女は母の音信を聞くことなく生きてきました。しかし、彼女の心の中には、母との切ない思い出が今も鮮明に残っています。事の発端は、同じ苗字を持つ木川剛志さんに「母の名前、木川信子を知っていますか?」というメッセージを送ったこと。この小さな問いかけが、洋子の記憶を辿る旅の始まりなのです。
映画では、洋子が母を捜し続ける姿が描かれています。時を経ての奇跡的な再会を目指して、彼女は様々な人々と出会い、歴史の重みを感じながら歩み続けます。映画は、多くの方に視聴され、530万回の再生数を記録、また人気テレビ番組『奇跡体験!アンビリバボー』で取り上げられるなど、多くの注目を集めました。
なぜ書籍化するのか?
2025年は戦後80年にあたります。また、昭和で数えれば昭和100年という記念すべき年でもあります。この年月の中で、戦後の困難な時代を生きた人々の記憶が薄れつつあります。しかし、同時にこれまで語られなかった戦後のタブーや、隠された歴史を知りたいという声も少しずつ上がってきています。
そこで、戦後80年の節目に、再びこの物語を世の中に伝えたいと考えています。このプロジェクトを通して、戦後の混乱期を描いた本を出版し、次世代にその歴史を伝えることを目指しています。書籍化には、多くの方々のご協力が必要です。
クラウドファンディングの詳細
プロジェクトは、2024年10月23日から2025年1月31日までの間行われます。支援のリターンとしては、以下の内容が用意されています:
- - 10,000円:出版予定の本を1冊お届けします。
- - 14,000円:出版予定の本と、映画『Yokosuka1953』の特製Blu-rayをお送りします。
- - 500,000円:出版予定の本とBlu-rayに加え、家族のルーツ探しを行う映像制作をお手伝いします。
詳しい情報は、
こちらのリンクからご覧いただけます。
会社概要
Yokosuka1953製作委員会は、2022年11月に設立され、映画制作および配給事業を行っています。代表の木川剛志がこのプロジェクトを推進し、地域の歴史を後世に伝える活動を続けています。関連情報やお問い合わせは、
公式ウェブサイトをご参照ください。
最後に
この書籍化プロジェクトは、戦後の歴史を未来へ繋ぐ大きな一歩となることでしょう。ぜひ、多くの方々にご参加いただき、共にこの歴史的な物語を世の中に残していきましょう。