叡山電車開業100周年記念ムービーの公開について
叡山電鉄株式会社が2025年8月4日、開業100周年を祝して記念ムービー『リバー、流れたあとで』を公開します。この作品は、映画『リバー、流れないでよ』のスピンオフ短編で、4分45秒の尺で構成されています。映画本編のキャストが再集結し、京都出身の人気ロックバンド・くるりが提供する楽曲『リバー』が全編で使用されるという豪華な内容になっています。
記念ムービーの内容と目的
この記念動画は、叡山電車が100年にわたって歩んできた歴史と、沿線の美しい四季の魅力を映画のように表現することを目的としています。また、映画『リバー、流れないでよ』の世界観と融合させることで、若年層や映画ファンの心にも響くことを目指しています。
ストーリー概要
物語は、夏の鞍馬渓谷を走る叡山電車の車内から始まります。料理旅館「ふじや」の仲居・ミコトは、新緑が広がる窓景色を眺めながら、過去の出来事を回想します。冬の叡山を映し出すカットや、映画の印象的なシーンが交錯し、彼女とフランスで修業中の料理人タクとの思い出が季節ごとにフラッシュバックされます。
それぞれの季節には別れと再会が描かれ、列車の走行とともに2人の物語が交わります。最後には、開業記念日の出町柳駅に到着し、成長したタクがトランクを持って現れる姿が描かれます。彼らは再び笑顔で出会い、100周年仕様の叡山電車に乗り込むのです。
制作チームとコメント
本作品は、映画『リバー、流れないでよ』の監督である山口淳太が手掛けており、プロデューサーには谷口正樹が名を連ねています。監督は、「叡山電車の100周年記念に、前作の続編を制作できることを嬉しく思っています。四季折々の電車の景色と共に、ミコトの心の旅をお楽しみください。」とコメント。
ミコト役の藤谷理子さんは、「叡山電車は私の生活の一部でしたので、こうして関わることができてとても嬉しいです。次の100年が素晴らしいものでありますように。」と述べています。
感謝を込めた100周年事業
叡山電車は1925年に開業し、以来地域と共に歩んできました。この100周年を機に様々なイベントを計画しており、写真コンテストや謎解きゲームなど、多彩な企画が用意されています。地域の皆さまと共に、さらに新たな歩みを続けていきます。
まとめ
叡山電車の100周年記念ムービー『リバー、流れたあとで』は、映画と音楽が融合した旅を通じて、過去と未来、地域の魅力を再発見する機会を提供します。ぜひ、YouTubeでの視聴を通じて、叡山の四季の美しさと、重要な歴史を感じ取ってください。