株式会社ケイ・ウノが発表した2025年9月期第3四半期決算の概要

株式会社ケイ・ウノの第3四半期決算発表

2025年8月15日、株式会社ケイ・ウノ（証券コード：259A）は2025年9月期第3四半期の決算を発表しました。本社を名古屋市に構える同社は、オーダーメイドのジュエリーと時計を手がけ、今回の決算は多くの注目を集めています。

2025年9月期第3四半期の連結業績

発表によると、2025年9月期第3四半期の売上高は52億1,700万円で、前年同期比105.3%の増加を記録しました。しかし、経常利益は3,900万円、当期純利益は1,700万円と、前年同期比それぞれ16.4%および11.2%の減少となり、増収減益の結果となりました。

増収の要因

売上の増加の主な要因は、キャラクター商品および卸事業の好調によるものです。特に、キャラクター商品はその人気から顕著な売上を上げており、これが全体の成長を支えています。

減益の原因

一方で、経常利益と当期純利益が減少した背景には、原材料の価格高騰が大きな影響を与えています。これにより売上原価が上昇し、さらにWEBマーケティングの強化に伴い広告宣伝費も増加したため、利益が圧迫されました。加えて、キャラクター商品の売上増に伴う販売手数料の増加も影響しています。

今後の見通し

株式会社ケイ・ウノは2025年9月期の通期業績予想も発表。売上高は68億6,200万円、前年同期比103.1%を見込んでいますが、経常利益は5,500万円、当期純利益は700万円と、こちらも増収減益が見込まれています。

予想される経営環境

厳しい事業環境が続く中で、WEBマーケティングの強化や来店予約の施策を実施し、売上高を前年を上回らせようとしています。また、タイ工場の製造効率の向上や価格改定によって売上原価率の改善も期待されていますが、売上増に伴う経費増加が懸念材料です。このように、売上の増加に対してさまざまな経費が重なり、利益は減少することになるでしょう。

株式会社ケイ・ウノについて

ケイ・ウノは、「オーダーメイドでお客様に特別な感動と喜びを贈り続ける」ことを企業理念に掲げており、全てのジュエリーと時計を自社でデザインから製造・販売まで行っています。顧客一人ひとりに合わせた100%の満足を追求しており、その姿勢が高く評価されています。

設立は1991年3月29日、現在は547名の従業員が在籍し、愛知県名古屋市に本社を構えています。詳細な会社情報や決算速報については、公式サイトやIRページで確認できます。決算資料は以下のリンクからもアクセス可能です。