外国人労働者を支援する新求人サイト『SHARY』が2024年11月始動

外国人労働者を支援する新たなプラットフォーム『SHARY』

アサヒヒューマンリソース株式会社が運営する新たな求人サイト、『SHARY』が2024年11月1日から本格運用を開始することが発表されました。このサイトの特徴は、外国人労働者を対象としており、日本国内で働きたいと考える多様な国籍の人々と、彼らを求める企業を結びつけることです。

登録者数急増の背景

7月1日より登録者の募集を始め、多くの外国人がサイトに登録し、既に5,000人を超える応募があります。これにより、日本での働きたい意欲を持つ外国人の支援が期待されます。厚生労働省が発表したデータによれば、2023年10月末時点で日本に雇用されている外国人労働者数は204万8,675人に及び、過去最高を記録しています。このような背景から、各企業での外国人労働者の必要性は非常に高まっています。

雇い手と働き手の橋渡し

『SHARY』は、外国人労働希望者と雇用者間の文化的認識のズレを解消するために設計されています。求人情報は多言語で翻訳され、企業が求める条件と外国人が求める環境の相互理解を促進します。特に、福利厚生が整った企業や日本での就労ビザ支援を行う企業など、外国人が安心して働ける職場を見つける手助けをします。

また、外国人労働者がエントリーから面接までスムーズに行えるよう、企業とのダイレクトなやり取りを可能にしています。さらに、日本語を学ぶためのオリジナル講義動画や、多国籍サポートチームによるサポートも提供。これにより、日本での生活や文化に馴染む手助けが行われます。

企業の負担を軽減するシステム

採用にかかる費用も大きな魅力です。『SHARY』を利用する企業は、月額3,300円（税込）で利用でき、初期費用や採用成功報酬は一切ありません。これにより、採用コストを抑えつつ、外国人労働者により良い労働条件を提供することが可能となります。企業は、安心して外国人労働者を採用しやすい環境が整っていると思われます。

フィーチャーされたオリジナル日本語テスト

また、外国人労働希望者の日本語能力をリアルタイムで把握するためのオリジナルテストも特徴的です。このABC Testは、ビジネス場面において必要なコミュニケーション能力を測定するもので、実際の業務で必要とされる言語使用に特化しています。これにより、外国人と企業間の相互理解が深まり、採用後のトラブルを未然に防ぐことが期待されています。

今後の展望

『SHARY』は、外国人労働者の採用をサポートする新しいプラットフォームとして、さらなる成長が望まれています。今後もサービスの質向上に努め、より多くの人々が日本で安心して働ける環境を作り出し、企業側も国際的な人材を活用できるようにしていきます。日本の労働市場における多様性と国際性の向上に貢献することを目指し、『SHARY』の今後の展開に期待が寄せられます。