スタートアップと投資家をつなぐ「FUND BOARD」
株式会社ケップルが開発した「FUND BOARD」は、スタートアップと投資家のコミュニケーションを円滑に進めるプラットフォームです。このサービスは、スタートアップが投資を受ける際の情報管理を一元化し、投資家が投資先を効率的に評価するための機能を提供しています。
「FUND BOARD」ってどんなサービス?
「FUND BOARD」は、スタートアップと投資家間のファイナンス関連の実務を支援することを目的としたサービスです。このプラットフォームで投資家は、特定のスタートアップに関する情報や資料を一元管理し、双方がリアルタイムで情報を共有できるように設計されています。具体的には、投資先企業に関する詳細な分析や資料の整理が行え、これによって投資家とスタートアップ双方が業務に集中できる時間を確保します。
2017年7月のβ版リリース依頼、約150の企業がこのプラットフォームに登録。主に、スタートアップやベンチャーキャピタル、エンジェル投資家、事業法人が参加しています。
投資家向けの便利な機能
投資家は「FUND BOARD」を通じて、次のような機能を利用することができます:
- - 投資状況の一覧管理:各投資先を「投資済」「投資検討中」「未検討」「見送り」に分けて、明確に管理できる機能があります。
- - ファイル管理:各投資先に関連する資料を一元的に保存し、いつでも確認可能です。
- - ミーティングレポート作成:ミーティングの内容を記録・共有し、社内メンバーからのコメントを受けることができます。
- - 資料依頼の管理:投資先への資料依頼を行い、提出状況を把握することが可能です。
スタートアップ向けの主な機能
スタートアップ側も「FUND BOARD」の恩恵を受けられます。主な機能は以下の通りです:
- - クラウド資本政策作成:スタートアップはオンラインで資本政策の策定が可能です。
- - 株主名簿作成:定期的に株主の情報を整理し、管理ができます。
- - 資料共有機能:既存株主や新規投資家に簡単に資料を共有することができます。
今後の展開と正式リリースに向けて
ケップルは「FUND BOARD」の β版リリース以来、ユーザーからのフィードバックを基に機能やデザインの改善を続けてきました。正式リリースに向けて、今後は投資家向けサービスの提供を開始し、その後スタートアップ向けのサービスも順次展開していく予定です。
具体的なスケジュールとしては、2018年4月から投資家向けの事前登録を開始し、6月にはサービス提供を予定しています。また、スタートアップ向けのサービスも2018年夏頃を目指し、公開の予定です。
事前登録の受付開始
公式リリースに向けて、事前登録を行っています。登録しておくことで、サービスリリースの案内を早く受け取れるだけでなく、一部の利用者には正式リリース前のテスト利用も依頼される可能性があります。興味のある方は、ぜひ公式ウェブサイトから登録を検討してみてください。
公式リンク:
FUND BOARD
会社情報
株式会社ケップルは、2015年に設立され、資本金は約5,340万円です。代表取締役は神先孝裕氏が務めています。全面的にスタートアップと投資家のための環境作りを進め、「世界に新たな産業を創造する」というミッションの実現に向けて努力しています。今後の「FUND BOARD」の展開から目が離せません。