BANI時代の組織文化
2026-05-14 08:19:03

BANI時代における組織文化深化の重要性を両名が解説

BANI時代における組織文化とその重要性



2026年4月14日、青山ブックセンター本店にて、アイディール・リーダーズ株式会社のCCOである宮森千嘉子氏と戦略デザイナーの佐宗邦威氏が特別対談を行いました。この対談では、不確実性が増す現代の組織文化の在り方について語られました。特に、AIの普及や社会の急激な変化が影響を及ぼすBANI時代において、どのように組織を形成し、個人の違いを力に変えるかがテーマです。

BANI時代とは



BANIは、Brittle(脆弱)、Anxious(不安)、Non-linear(非線形)、Incomprehensible(理解不能)の頭文字を取った言葉です。宮森氏はこの概念を取り入れ、現代がもたらす複雑さと不安感について触れました。彼女によれば、BANI時代では個人が抱える「ありたい姿」、いわゆる「妄想」を表現することが難しくなるため、まずは心理的安全性を確保することが重要です。

心理的安全性と知的誠実性の重要性



この対談では、宮森氏が示したマトリクスが特に注目されました。心理的安全性とは、自由に意見を表現できる環境を指しますが、単に心理的安全性だけでは組織の成長は見込めません。知的誠実性の重要性も認識され、正直な意見交換が行われることで初めて真の共創が生まれるとされています。参加者はQRコードを通じて自己診断を行い、自社がどの位置にいるのかを再評価しました。

メガネを掛け替える力



宮森氏は、CQ(文化の知能指数)の発達段階を5つ提示しました。それに伴い、異文化感受性を高めるためには「メガネを掛け替える力」が求められます。つまり、他者の視点を理解し、自分のメガネを外すことが、知的誠実性と心理的安全性を両立させると語りました。このアプローチを通じて、組織は多様性を活かし、イノベーションを生む「力」に転換できると期待されています。

組織における多様性の重要性



佐宗氏は、異なる視点やバックグラウンドを持つメンバーが集まることで、組織が強化されると強調しました。彼は組織の本質を渡り鳥の群れに例え、方向感覚や役割の重要性を語りました。自然や社会の中での「撹乱」は、異なる意見や視点を取り入れることで組織をより強固にし、成長を促進します。「多様性」を適切に活用するためには、受容の文化が必要であり、その基盤を整えることがまず求められます。

個人のレジリエンス



不確実な時代においては、個人が家庭や仕事など異なるコミュニティを持つことで安定を確保することが重要です。佐宗氏は、「金持ち」よりも「人持ち」が豊かさをもたらすと述べ、自己を維持するために複数の安全圏を持つことが、レジリエンスの源だと訴えました。この考えは、職場で異論を唱える勇気をも生み出すことにつながります。

組織文化の身体化



最後に、質疑応答の中でパーパスやミッションの身体化について議論されました。理念を行動に移すことで、組織文化を深めていくことが可能であり、具体的な儀式や物語がその助けになるとされました。美しいナラティブが本質的な対立や矛盾を隠さないように、組織文化の形成には知的誠実性が不可欠です。全体を通して、一貫したメッセージが流れていたのが、「違いは力になる」という点でした。

本対談は、BANI時代において組織が直面する課題とそれを乗り越えるための新しい視点を提供。これからのリーダーに求められる能力について、参加者たちは多くの示唆を受け取りました。現実を見据えた組織文化の構築こそが、未来の成功につながるのです。


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会社名
アイディール・リーダーズ株式会社
住所
東京都千代田区丸の内2-2-1岸本ビルヂング6階
電話番号

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