亀の井バス、観光DXプラットフォームNutmegを導入
亀の井バス株式会社は、2025年11月から観光DXプラットフォーム「Nutmeg」の導入を開始し、デジタル乗車券の販売を行うことを発表しました。この取り組みは、旅行やレジャーにおける現地体験の向上を目指すもので、観光客にとっての利便性を大幅に向上させることが期待されています。
導入の背景
これまでは亀の井バスの乗車券販売は紙券に依存しており、特に観光シーズンには窓口での行列ができるほど混雑していました。このような混乱を解消するため、亀の井バスは公式WEBサイトを通じてデジタル化を図ることを決定し、ナツメグを選びました。このプラットフォームは日本語に加え、英語・中国語・韓国語にも対応しており、国内外の観光客がスムーズにチケットを購入できる環境を提供します。
デジタル化される乗車券
11月に導入予定のデジタル乗車券は以下の4種類です:
- - ミニフリー乗車券(1日・2日): 別府市内バス乗り放題
- - ワイドフリー乗車券(1日・2日): 別府・湯布院・アフリカンサファリ方面バス乗り放題
これらのチケットは別府・由布エリアの観光ルートをカバーしており、観光客の利便性を高めつつ混雑の緩和も期待されています。
亀の井バスの特徴
亀の井バス株式会社は、大分県別府市を本拠地とする地域交通事業者であり、観光や住民の移動を支える役割を果たしています。亀の井バスは、創業以来「人と地域をつなぐ交通インフラ」を掲げ、多くの観光客が利用しやすい交通手段を提供しています。また、自社の観光路線やフリー乗車券の企画にも積極的に取り組んでいます。このような革新は、地域経済の振興にも貢献しています。詳細は公式チケットサイトで確認できます:
亀の井バスのチケットサイト
Nutmegについて
「Nutmeg」は観光事業者向けのオールインワン型の観光DX SaaSプラットフォームです。予約サイトの構築を容易にし、従来の窓口販売や電話予約のデジタル化を実現します。このテクノロジーを活用することで、観光事業者は販売業務や予約管理を効率化でき、現地での管理もスムーズに行えるようになります。また、デジタルマップ機能により訪問者の体験も向上させることができます。
2021年のサービス開始以来、Nutmegは約500社に導入されており、京都や沖縄、ハワイなど人気観光地での使用が広がっています。当社は、日本経済活性化を目指し、訪日外国人客をスムーズに受け入れるための取り組みを続けています。
会社概要
NutmegLabs Japan株式会社は、東京都千代田区に本社を置く、観光事業者向けDXプラットフォームの開発・提供を行う企業です。代表取締役は中口貴志氏です。会社は2018年に設立され、観光業界のデジタル化を推進しています。
この新しい取り組みにより、亀の井バスは今後、より多くの観光客に快適な移動手段を提供すると共に、地域の観光資源を最大限に活用していくことでしょう。