香港と一帯一路
2018-08-16 18:36:19

香港がリードする '一帯一路'と大湾区の未来とは

香港がリードする '一帯一路'と大湾区の未来とは



最近開催されたセミナー「香港から見た『一帯一路』最新動向と『大湾区』構想の展望」では、国内外のビジネス専門家が集まり、一帯一路の進展や香港の役割について意見を交わしました。このセミナーは、香港貿易発展局(HKTDC)の日本首席代表である朱耀昌(サイラス・チュー)氏の開会挨拶で始まりました。

一帯一路とその影響



朱氏は一帯一路構想が単なる政策でなく、現実に進行中のグローバルな経済成長を促す重要なプロジェクトであると強調しました。最近の国際会議でも、日本と中国政府が第三国市場での協力を確認し、今後の国内外ビジネスの連携に期待が寄せられています。

香港の独自の役割



続いて、HKTDCのリサーチディレクターである関家明(ニコラス・クワン)氏が一帯一路の全貌と香港の位置づけについて説明。彼は、香港が「一国二制度」の下で、資本主義的な経済体制を持ちながら国際的なビジネスの拠点として機能している点を指摘しました。また、毎年700万人以上の外国人ビジネスパーソンが香港を訪れ、その中での日本企業の重要性も増しています。

日本企業のチャンス



株式会社みずほ銀行の月岡直樹氏が登壇し、日本企業が一帯一路で得られるビジネス機会と香港との協業の可能性について話しました。様々な国の懸念に応えつつ、プロジェクトに参加することが経済的な利点を生むことは明白です。日本企業にとっても、香港は国際的なビジネス環境を活かす絶好の場所と言えます。

大田精工の青山成昭氏は、自社の香港進出の体験を通じて、成功への道筋を語りました。彼は、外的要因で海外市場への進出が決まったことが、結果的に売上の大幅な増加につながったと述べ、事例を交えながら成功の秘訣を説明しました。

今後の展望



セミナーの最後に、HKTDCが主催する大規模なビジネスシンポジウム「Think Global Think Hong Kong 2018」に向けた案内がありました。このシンポジウムでは、香港政府のトップが日本に初来日し、ビジネスリーダーが一堂に会する予定です。香港と日本のビジネス連携はますます重要性を増しており、今後さらなる発展が期待されます。

このセミナーでは、一帯一路が今後の国際ビジネスにどのように影響を与えるかが急務であることが再確認されました。香港の持つ国際的なプレゼンスと、日本企業の積極的な参入が今後の成長を促進するカギとなるでしょう。私たちも一帯一路を通じて新しいビジネスチャンスを探求していくべきです。

会社情報

会社名
香港貿易発展局
住所
東京都千代田区麹町3-4トラスティ麹町ビル6階
電話番号
03-5210-5850

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