コーセーとフォックステイル提携
2025-01-15 15:51:24

コーセー、インド市場における戦略的提携を発表し新たな展開へ

コーセー、インド市場への新たな一歩



株式会社コーセー(以下、コーセー)は、インドのスキンケアブランド『foxtale』を展開するFoxtale Consumer Pvt. Ltd.(以下、フォックステイル社)との出資および戦略的提携契約を締結したことを発表しました。この提携により、コーセーはインド市場での影響力をさらに拡大し、グローバルサウス地域における事業の強化を目指します。

フォックステイル社は、2021年にインド・ムンバイで創業され、D2C(Direct to Consumer)モデルを採用してスキンケア商品を展開しています。消費者のニーズに応じた商品開発を積極的に行っており、その効果感と安全性を重視した姿勢が多くの支持を集めています。コーセーは、インド市場におけるプレミアムマス化粧品市場の成長を背景に、フォックステイル社の成長を支援し、共同で新たな製品の開発に取り組むことで、お互いの強みを活かすことが期待されています。

提携の背景と目的



コーセーは「Vision for Lifelong Beauty Partner―Milestone2030」という中長期ビジョンに基づき、現地に最適化したグローバルビジネスの成長を目指しています。今回の提携では、お互いに研究開発(R&D)や商品開発の知見を共有し合うことで、インド市場に特化したスキンケア製品の展開を加速させていきます。これにより、コーセーが展開する既存ブランド『Spawake』の成長とも相乗効果を生むことが期待されます。

フォックステイル社の創業者兼CEOであるロミータ・マズムダール氏は、消費者との対話を重視しつつ、高品質な商品を提供することに力を入れています。彼女のリーダーシップの下、フォックステイル社は急成長を遂げており、今後の展開が注目されています。

インド市場のポテンシャル



インドは世界で最も急成長している化粧品市場の一つであり、ビューティ&パーソナルケア市場の規模は約2.5兆円に達するとされています。特にスキンケアやメイクアップ製品は高い成長率を期待されており、配合成分や効果に重点を置く消費者が増えています。コーセーは、インド市場のニーズに応えるため、フォックステイル社との提携を進めることで、現地市場における競争力を一層高める方針です。

企業のコメント



コーセーの代表取締役社長、小林一俊氏は、「インド市場への進出10年を迎え、フォックステイル社との提携を非常に嬉しく思います。お互いの強みを生かし、新たな挑戦に取り組むことで、インド市場での存在感を高めていきたい」とコメントしています。
一方、マズムダール氏も「このパートナーシップにより、インドの消費者に高品質な製品を提供し、両社の企業価値を高めることができると信じています」と述べています。

これからの展望



コーセーは、フォックステイル社との提携を通じて、インド市場でのプレゼンスを高めることを目指しています。また、両社での合弁会社設立も視野に入れており、さらなる市場開拓を推進していく見込みです。デジタル環境の発展に伴い、化粧品のEコマース市場も拡大しているため、この動きがどのように展開されていくのか、今後の進捗が待たれます。

インド市場におけるコーセーとフォックステイル社の動向は、業界内の注目を集めると共に、消費者にとっても新しい選択肢が増える可能性を秘めています。


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会社情報

会社名
株式会社コーセー
住所
東京都中央区日本橋3-6-2
電話番号
03-3273-1511

トピックス(経済)

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