TXP Medicalと大阪大学が手がける治験向けAI技術の革新へ
TXP Medical株式会社と大阪大学医学部附属病院は、生成AIを活用した治験向けの電子ワークシート自動登録機能の開発に成功しました。この機能は、医療現場での業務負担を軽減し、データ収集の効率を大幅に向上させることを目的としています。
背景
治験データの収集において、医師や治験コーディネーターは電子カルテから必要なデータを手動で転記する業務が多く、その作業は煩雑で負担がかかるものでした。そこで、TXP Medicalと大阪大学は、これらの課題を解決するために、最新の医療データ構造化技術を活かし、治験業務のDXを進めることを決意しました。
生成AIによる自動登録機能
この自動登録機能は、院内のローカルサーバーに設置された生成AIを用いて、電子カルテのテキスト情報を解析し、必要な情報を構造化して治験ワークシートに自動で登録します。これにより、手動でのデータ転記作業が削減され、データ品質の向上と業務の効率化が図られます。
特徴2: 被験者一覧画面
開発したワークシートには色分けされた被験者一覧画面も備わっており、各被験者の進捗状況を瞬時に把握できることが特徴です。この機能により、業務の抜け漏れが防止されて、タスク管理が効率的に行えます。
特徴3: 有害事象・併用薬の可視化
有害事象や併用薬の状況は、グラフに表示されることで、重要な時系列情報を視覚的に把握できるようになります。迅速かつ正確な臨床評価が実現され、研究の質を高めることにつながります。
特徴4: 院外連携の仕組み
さらに、院内で作成したデータがセキュアなQRコードを通じて院外ネットワークに連携できる仕組みも具備されています。このように、セキュリティを保ちつつ、院外の医療機関と円滑にデータを共有できることも大きなポイントです。
今後の展望
TXP Medicalと大阪大学は、治験現場における業務負担を軽減し、日本の医薬品開発に貢献する目標を掲げています。今後、大阪大学医学部附属病院で実証実験が行われ、実用性が確認された段階で全国の医療機関への展開を予定しています。
また、生成AIを活用した医療レジストリの自動登録機能の開発も進め、臨床研究現場の業務負担軽減を目指す方針です。
まとめ
TXP Medicalと大阪大学医学部附属病院の共同開発によるこの生成AI技術は、日本の治験業務の効率化とデータ品質向上に寄与し、さらに広く社会に貢献する未来が期待されます。医療界におけるAIの進化を注視し、さらなる技術革新に期待しましょう。