「早暁プログラム」スタートアップ育成の新たな道
国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が、大学発の技術を活用してスタートアップを目指す方々に向けた新プログラム「早暁(そうぎょう)」の募集を開始しました。このプログラムは、事業に必要な技術シーズの探索や研究者とのネットワーク形成、ビジネスモデルのブラッシュアップなど、起業を考えるすべての人に広がる可能性を提供します。
プログラムの概要と特徴
「早暁プログラム」は、ステージ1とステージ2から成り立っており、
現在募集中のステージ1では、起業に関心のある20名を選びます。選考された方々は、その後のステージ2でビジネスモデルの検証や研究開発に必要な活動資金の提供を受けることができます。特筆すべきは、現職を続けながらでも参加できる点で、働きながら積極的にスタートアップの創業を目指せる環境が整っています。
さらに、このプログラムでは、技術シーズを有する研究者との出会いが期待できるため、自らのビジネスアイデアを進化させる良い機会となります。特に、起業経験や投資経験を豊富に持つメンターからの実践的な指導も受けられることは、大きな魅力です。
公募説明会の開催
参加希望者を対象とした公募説明会が東京と大阪、およびオンラインで行われます。
東京では2024年9月27日(金)の19:00から、 artience株式会社の会場で開催されるほか、
大阪では2024年10月1日(火)の19:00から、大阪イノベーションハブで実施されます。当日は、JSTの担当者との個別相談の時間も設けられるため、直接質問ができる貴重な機会です。
募集の詳細
「早暁プログラム」の募集期間は、2024年9月5日から10月31日まで。応募条件は、大学等の技術シーズを利用してスタートアップ創業を志す方となっており、事業化人材の公募が行われます。
今回のプログラムを経て、次のGAPファンドなどの公的グラントを獲得することも目指しています。
概して、大学発スタートアップの創業には、ビジネスモデルを考慮しながらの研究開発や特許取得などが必要とされます。このプログラムでは、その準備期間を支援するため、GAPファンドの獲得を見据えた活動が行われています。
参加申し込みと今後の展望
「早暁プログラム」の参加を希望する方は、公募情報ページから要項や申請書類をダウンロードし、申請フォームを通じて応募が可能です。興味がある方は、ぜひこの機会に参加してみてください。詳細な支援体制のもと、自身のアイデアをスタートアップとして形にするチャンスが広がっています。
最終的には、大学を中心とした産学官共創によるスタートアップの創出を後押しすることで、日本の技術シーズを駆使した新たな産業創出が期待されています。これからの一歩が、未来のビジネスにつながるかもしれません。参加希望者は、公募説明会で情報をしっかりキャッチしましょう。