日本企業の組織設計を考える読書会のご案内
少数株ドットコム株式会社は、練馬政治研究会及び民事8部監視委員会との共催で、組織の経済学に焦点を当てた読書会を開催します。このイベントでは、新原浩朗氏著の『組織の経済学のフロンティアと日本の企業組織』を題材に、日本企業の経営構造やその課題について深く考察します。
本書では、取引費用理論や契約理論、インセンティブ設計といった経済学の主要な理論が組織内部の具体的な問題にどう適用されるかを説明しています。これにより、読者は抽象的な理論だけでなく、現場での実践に直面する非効率や調整コスト、内部統制といった現実の課題に対する理解を深めることができます。
開催趣旨
企業組織はただの人の集まりではなく、インセンティブ設計や情報構造、権限配分によりその成果が決まる経済システムです。近年、日本企業における長期雇用や内部昇進、合意形成などの慣行が、効率性と安定性の観点からどのように評価されるのかが改めて問われています。
この読書会では以下の点について参加者と共に討論を深めます。
- - 組織の経済学が捉える「企業内部」の本質
- - 日本企業組織の強みと限界
- - ガバナンス改革・組織設計における経済学的視点
- - 理論を実務にどう接続すべきか
読書会内容予定
- - 組織の経済学の主要理論の整理
- - 契約・インセンティブ・権限配分の経済学
- - 日本企業組織の特徴と実証分析
- - 組織デザイン・企業統治への応用可能性
- - 実務・投資・政策への示唆
- - 参加者同士の対話と総合討議
開催概要
- - テーマ: 『組織の経済学のフロンティアと日本の企業組織』から考える組織設計とガバナンス
- - 主催: 少数株ドットコム株式会社
- - 共催: 練馬政治研究会、民事8部監視委員会
- - 開催日: 2026年1月下旬(予定)
- - 開催形式: Zoomオンライン開催
- - 参加費: 無料(事前登録制)
- - 申込方法: [email protected] 宛に件名「『組織の経済学のフロンティア』読書会参加希望」とご明記の上、お申し込みください。
講師プロフィール
山中裕氏は、東京大学経済学部を卒業後、コロンビア大学大学院で金融工学を修了した後、国内外の企業に対する投資活動を通じて、アクティビストとして名を馳せています。特に、企業統治改革に関する提案活動では、日本企業におけるガバナンス改革史において重要な役割を果たしました。
山中氏の講演では、経済学的な視点から企業ガバナンスや組織デザインについての具体的な事例と考察がなされることが期待されます。
当社のコメント
本書は、日本企業の組織の強みと限界を経済的構造として整理する重要な研究です。この読書会を通じて、理論と実務をつなげる建設的な議論が行われることを期待しています。
会社情報
- - 会社名: 少数株ドットコム株式会社
- - 所在地: 東京都練馬区
- - 代表者: 代表取締役会長 山中裕
- - 事業内容: 会社法関連アドバイザリー、株主権保護コンサルティング、企業統治体制支援、フィナンシャルアドバイザリー、ベンチャー投資、AI関連事業、不動産事業
当社は日本企業の中長期的成長を支援し、国際競争力の向上に貢献することを理念としています。ぜひご参加ください!