金沢で映画祭が開催
石川県金沢市にて、2021年9月17日から20日までの間、カナザワ映画祭とタテマチ屋上映画祭が連携して開催されます。これらの映画祭は、一般社団法人映画の会と竪町商店街振興組合が主催し、行政の指導のもとで、適切な感染防止対策を講じながらの上映が行われます。
タテマチ屋上映画祭の魅力
タテマチ屋上映画祭は、2019年に始まったイベントで、金沢の中心に位置する竪町商店街で実施されます。特に注目を集めているのは、日本初の屋上映画祭であり、立体駐車場の屋上に設置した「ルーフトップシアター」での上映です。リクライニングチェアでゆったりと作品を楽しむことができるのは、非常に特別な体験です。
本年度の計画では、新人監督に対するスカラシップ制度を通じて、金沢を舞台にした映画制作を支援しています。これは、優れた才能を持つ若手監督にとっての大きなチャンスとなります。
カナザワ映画祭の長い歴史
カナザワ映画祭は、2007年に始まった映画祭で、今年で15回目を迎えます。年間200万人を超える来場者数があり、非常に高い支持を得ているこの映画祭では、過去には多くの新人監督が商業作品を手がけるようになるまで成長しています。
また、毎年行われる「期待の新人監督」企画では、多士済々の応募作品から厳選された作品を上映し、その中から「期待の新人監督賞」が選ばれます。これにより、次世代の映像制作を担う才能を見出すことが目的とされています。
タテマチ屋上映画祭のプログラム
今年のタテマチ屋上映画祭では、SFアニメの金字塔『AKIRA』のデジタルリマスター版や、スカラシップを獲得した新人監督・保谷聖耀による『宇宙人の画家』のプレミア上映が行われます。特に『宇宙人の画家』は地元金沢を舞台にしており、多様なキャストが参加して制作されました。そのキャスティングには注目が集まり、プレミア上映の際には人気ラッパーがライブを行う予定もあります。
カナザワ映画祭のプログラム
カナザワ映画祭では、小林勇貴監督の新作『奈落の翅』のプレミア上映も行われます。この作品は、スケートボードをテーマにしており、オリンピックに関連して多くの話題を呼んでいます。映画祭は、金沢21世紀美術館内のシアター21にて開催され、社会的な意義を持つイベントとして知られています。
開催日程やチケットの詳細は、公式ウェブサイトで確認できますので、映画ファンはぜひ足を運び、映画の魅力を体感してください。特に、感染症対策をしっかりと行った上での開催ということで、安心して映画を楽しむことができるでしょう。
開催情報
- - タテマチ屋上映画祭:9月17日(金)~18日(土)タテマチパーキング屋上
- - カナザワ映画祭:9月18日(土)~20日(月・祝)21世紀美術館シアター21
チケットは公式サイトまたはローソンチケットで販売中です。映画ファンにとって待ち望んだイベントが、金沢で繰り広げられるこの機会をお見逃しなく!