野菜廃棄物ゼロ化
2020-06-30 14:01:56

三原工場と真庭工場で進む「野菜廃棄物ゼロ化」の新しい取り組み

サラダクラブが実現した「野菜廃棄物ゼロ化」



近年、食品ロス問題が注目される中、株式会社サラダクラブが新たな取り組みを開始しました。三原工場と真庭工場での「野菜廃棄物ゼロ化」は、未利用の野菜部分を使った農業の循環型システムを構築するものです。

実施背景と目的


「野菜廃棄物ゼロ化」とは、サラダ製造過程で出る未利用部位を、有効に活用する取り組みです。具体的には、商品として利用できないキャベツの外葉や、人参の皮などの部分を、肥料や飼料に変換します。この施策により、農家は安価な国産肥料を手に入れられ、サステナブルな農業が実現します。

これまで、三原工場と真庭工場では、産業廃棄物処理業者に処理を依頼していました。しかし、最近導入された発酵分解装置により、工場内で直接肥料化が可能になりました。これにより、環境への負担を軽減しつつ、より効率的な資源の利用が進められます。

具体的な流れ


工場内で生成された肥料は、契約している近隣の農家に販売されます。この流れにより、契約産地の農家は国産肥料を手に入れやすくなり、農業の資源循環が加速します。豊かな土壌が生まれることで、さらなる農作物の安定供給にも寄与するのです。

今後の展望


株式会社サラダクラブは、全7つの直営工場を有し、2021年度までにはすべての工場で「野菜廃棄物ゼロ化」を目指しています。2020年1月に静岡県の遠州工場でこの施策をスタートして以来、今回の三原工場と真庭工場での取り組みで、すでに3つの工場が取り組みを完了しました。

さらに、遠州工場では肥料化と飼料化の組み合わせを行い、消費者にとっても、より入手しやすい国産の良質な食資源を提供しています。

環境への配慮


サラダクラブは、未利用の野菜部位を有効に活用することで、循環型社会の実現に向けた取り組みをさらに推進しています。環境への影響を配慮し、必要な資源を大切にすることが、持続可能な社会を築くための重要な要素であると認識しています。

まとめ


サラダクラブの「野菜廃棄物ゼロ化」は、環境保護と農業支援を同時に実現するモデルケースです。企業としての取り組みだけでなく、地域社会や農家との共生を目指す姿勢は、多くの企業にとっても参考になるでしょう。この活動が広がっていくことで、さらなる循環型農業の発展が期待されます。

会社情報

会社名
株式会社サラダクラブ
住所
東京都調布市仙川町2-5-7仙川キユーポート
電話番号

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