廃棄物選別ロボット
2024-08-01 09:36:54

AI技術を搭載した廃棄物選別ロボットの導入でリサイクルが進化

AI技術を駆使した廃棄物選別ロボットR-PLUS導入



2024年11月、株式会社FUJIが開発した先進的な廃棄物選別ロボット「R-PLUS(アールプラス)」が、大成ロテック株式会社の東京青海合材工場に導入されることが決定しました。この取り組みは、持続可能な社会の実現を目指しており、リサイクル作業の効率化と安全性の向上を図るものです。

R-PLUSの開発の背景



現在、道路や建物の改修や解体時に発生するがれき類は、ほとんどがリサイクルされていますが、その中には不純物が混入しています。この不純物の除去作業は、手作業で行われているため、粉塵や騒音が発生する過酷な環境下での作業が求められており、労働力不足と作業の安全性確保が大きな課題となっています。

FUJIは、電子部品実装ロボットの開発によって蓄積したロボット技術とAIによる画像認識を融合させ、不純物を自動的に選別する「R-PLUS」を開発しました。このプロジェクトには、大成ロテックが持つ長年の産業廃棄物中間処理のノウハウが加わり、技術的指導を通じて開発が進められました。

R-PLUSの特長



R-PLUSは、次のような特長を持っています:

1. AIによる高精度な検出:がれきに混入した不純物をAIが検出し、新開発のピッキングチャックで正確に除去します。
2. 高い生産性:人間と同等のピッキングスピードを実現し、操業環境を改善しながら生産量・品質を維持します。
3. 簡単な設置:既存のベルトコンベアの上に設置でき、傾斜角も0°から20°まで対応しています。
4. リモート管理機能:クラウドを利用した管理システムを搭載しており、トラブルが発生した際にも迅速に対応できます。

これにより、廃棄物選別作業の効率化と作業環境の改善が期待されています。R-PLUSにより、労働者の負担が軽減されるだけでなく、リサイクル率の向上が図られるでしょう。

企業のビジョン



FUJIは、その設立以来、ロボティクスと自動化技術に焦点を当て、持続可能な成長を目指しています。「人々の心豊かな暮らしのために」を掲げて、様々な分野で新しい価値を創造し続けます。

一方、大成ロテックは、「自然と社会と人に深くかかわる企業」として、循環型社会の構築を進めています。産業廃棄物の中間処理の確実性や安全性を向上させるために、R-PLUSの開発に協力してきました。

SMFL(三井住友ファイナンス&リース株式会社)は、SDGsの観点からの経営を支援するサービスを提供し、循環経済の実現に向けた取り組みを強化しています。このように、各社が連携することで、持続可能な社会への道が開けると期待されています。

まとめ



現在、廃棄物の選別やリサイクルは、環境保護や資源の有効利用に欠かせないプロセスです。FUJIが導入するAI搭載の廃棄物選別ロボットR-PLUSは、この課題に対する革新的な解決策を提供します。2024年11月の稼働開始が待ち遠しい限りです。これにより、よりクリーンで持続可能な社会の実現が一歩近づくことでしょう。


画像1

画像2

会社情報

会社名
三井住友ファイナンス&リース株式会社
住所
東京千代田区丸の内一丁目3番2号
電話番号

関連リンク

サードペディア百科事典: 東京都 江東区 FuJI R-PLUS 大成ロテック

Wiki3: 東京都 江東区 FuJI R-PLUS 大成ロテック

トピックス(科学)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。