鹿児島高専が地域企業と連携し交流会を開催、学生との絆を深める

鹿児島高専の地域企業研究会が大盛況

令和6年12月3日、鹿児島工業高等専門学校（鹿児島高専）が地域企業との交流会、「高専生のための地域企業研究会」を霧島市の隼人体育館で開催しました。このイベントは、地域で活躍する企業と学生との接点を提供し、互いの理解を深めることを目的としています。

地域企業との強力な連携

この研究会は、鹿児島高専が掲げる「地域に根差した教育」という理念の実現に向けた重要な取り組みの一環です。鹿児島高専テクノクラブ（KTC）は、111社の地域企業が会員として参加し、今回のイベントには68社がブースを出展しました。開催時には260名近い学生が参加し、多くの企業との交流を楽しむ姿が見受けられました。

学生にとっての意義

学生たちは、地域企業の技術や開発の現状を直接知るチャンスを得ることができます。特に、KTCのOB・OGが参加している企業のブースでは、実際の業務やキャリアパスについての生の声を聴くことができ、多くの学生が興味を持って質問を行いました。参加した学生は試験の後ということもあり、疲れを感じさせず、活き活きとした様子で各ブースを巡っていました。

参加学生からは「普段知らない企業の話を聞けて勉強になった」や「貴重な情報を得られて有意義な時間だった」との感想が寄せられ、確かな手ごたえが感じられました。企業側からも、「多くの学生と交流でき、自社を知ってもらう良い機会となった」と前向きな意見が多く、双方にとって有意味な交流の場となりました。

鹿児島高専のミッション

鹿児島高専は、地域社会と密接に関わりながら、地域の文化や産業の振興に寄与する教育機関です。産学官を横断した連携を強化し、学生が地元企業でのキャリアを意識できるようサポートしています。このような取り組みは、地域の未来をともに創り上げていくために欠かせません。

また、鹿児島高専のミッションでもある「地域と一緒に歩む教育」に基づき、地域社会のニーズに応えた教育や支援を活発に進めています。今後も学生たちのキャリア形成をサポートし、地域活性化に貢献する場として進化を続けていくことでしょう。