Vonageが東京に日本初の拠点を設立、事業拡大へ向けた動き

Vonageが東京に日本初の拠点を設立



クラウドコミュニケーションの大手企業、Vonage(NYSE: VG)が日本市場での存在感を強めるため、東京駅近くのビジネスエアポート丸の内に初の拠点を設置しました。新拠点の設立は、APAC地域での成長戦略の一環として、ビジネス向けのクラウドサービスをより多くの企業に提供することを目的としています。

新たなリーダーシップを迎え入れる



Vonageの日本地区ディレクターには、長年の技術業界での経験を持つ楠本博茂氏が就任しました。楠本氏は、APAC地域のヴァイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーであるSunny Rao氏の指導のもと、国内市場での事業展開を推進します。彼は最近まで、ビデオコラボレーションのプロバイダーVidyoの日本部門を担当し、8年間にわたってAPAC市場への進出を先導してきました。

APAC市場における重要性



Vonageは、特にAPIプラットフォーム「Nexmo」の収益がAPAC地域で大きなシェアを占めていることから、日本進出を通じてさらに市場を拡大する狙いです。CEOのAlan Masare氏は、楠本氏を迎えることで、日本を含むグローバルなサービスの展開を加速できると期待を寄せています。彼は「企業が社員間のコラボレーションを向上させ、顧客との良好な関係を築けるよう支援していきたい」と述べています。

楠本氏の意気込み



楠本氏は「VonageがAPAC事業に対して強力な投資を行う姿勢は、ビジネス向けクラウドコミュニケーションのリーダーとしての地位をさらに確固たるものにするでしょう」とコメント。急成長中のAPAC市場への参加は、自らのキャリアにとっても意味深いものだと感じています。

すでに関与する国内企業



Vonageは、日本国内でもすでに多くの顧客を持っています。その中には、Eコマースや人材関連企業、オンラインチケット発行プラットフォームのほか、日本最大のリアルタイム決済ネットワークを運営するエクスチェンジコーポレーションが含まれます。同社のCTOであるリー・スミス氏は、Vonageの技術が顧客の安全と利便性を確保するために重要な役割を持っていると強調しています。

APAC拠点の拡充



さらにVonageは、シンガポール、香港、ソウル、深センにもオフィスを持ち、今後中国本土にも2つの拠点を新設する計画です。これにより、APAC全体でのサービスの質とスピードを享受できる体制を整えていきます。

Vonageについて



Vonageは、ニュージャージー州ホルムデルを本社とする企業で、あらゆるデバイスと通信方式をカバーするクラウドベースのコミュニケーションソリューションを提供しています。ビジネス向けのコミュニケーションを革新し、企業と顧客の関係を深め、働き方を一新する役割を果たします。これからも日本市場での成長を期待されています。

会社情報

会社名
Vonage Holdings Corp.
住所
23 Main Street Holmdel, NJ 07733
電話番号

トピックス(経済)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。