大学発ベンチャー連携
2025-12-10 14:36:18

名古屋と豊明の大学発ベンチャーが業務連携、ヘルスケア分野で革新を目指す

名古屋と豊明で進化する大学発ベンチャーの業務提携



先端技術や医療研究の発展が著しい現在、大学発のベンチャー企業が地域におけるイノベーションの中心的役割を果たしています。この度、名古屋大学発の株式会社ヘルスケアシステムズと、藤田医科大学が設立した株式会社バイオシスラボが業務提携を結びました。この連携は、臨床研究事業の基盤を固め、研究開発をさらに進めるための重要なステップです。

提携の背景と目的



近年、大学発ベンチャーの重要性は高まっています。彼らは研究の成果を社会に実装するための橋渡し的存在であり、特にヘルスケア分野ではその役割が顕著です。しかし、臨床研究の実施には多くのリソース、特に人的資源や技術的支援が求められるため、完成度の高い研究を行うことが難しい場合があります。

そこで、両社の強みを活かし、ヘルスケア分野における研究開発体制を強化することが、今回の提携の主な目的です。ヘルスケアシステムズは、研究運営や測定技術、データ解析のノウハウを有し、一方のバイオシスラボは、プレバイオティクスやプロバイオティクスに特化した研究企画力を誇ります。この融合によって、より高品質で効率的な臨床研究の実現を目指します。

期待される成果



両社の提携により、愛知県内の食品・医療・ヘルスケア関連企業、大学、自治体など、新たな臨床研究が行われる機会が広がります。科学的根拠に基づく新製品開発やサービスの創出が加速することで、地域のヘルスケア産業が活性化することが期待されます。特に、両社の強固なネットワークを通じて、全国的な展開やさらには国際的な舞台へ進出する可能性も見込まれます。

各社のコメント



ヘルスケアシステムズの瀧本社長は、提携の意義について次のように語ります。「大学発ベンチャーとしての技術力を、バイオシスラボ様の研究企画力と共有できることを嬉しく思います。この連携を通じて、愛知県から引いては全国、さらには世界に対して臨床研究の新たなイノベーションを発信していきたいです。」

一方、バイオシスラボの栃尾社長も「今回の協業により、研究者や企業の皆様により質の高い臨床研究を提供できる体制が整うことを確信しています。地域の大学発ベンチャー同士だからこそ実現できる価値創造を進めに行きたい」とコメントしています。

会社概要



ヘルスケアシステムズ


  • - 所在地: 愛知県名古屋市昭和区白金一丁目14番18号
  • - 事業内容: 臨床研究、バイオマーカー分析、機能性食品研究など
  • - 設立: 2009年3月31日
  • - HP: hc-sys.com

バイオシスラボ


  • - 所在地: 愛知県豊明市沓掛町田楽ヶ窪1-98(藤田医科大学内)
  • - 事業内容: プレバイオティクスを利用した腸活プロジェクト支援
  • - 設立: 2023年10月
  • - HP: biosislab.co.jp

このように、大学発ベンチャー同士の業務提携が進むことで、地域に根差した革新的な研究やサービスの展開が期待されています。一層の協力を通じて、愛知県から広がる新たなヘルスケアの地平が切り拓かれることを願ってやみません。


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会社情報

会社名
株式会社バイオシスラボ
住所
愛知県豊明市沓掛町楽ケ窪1番地98藤田医科大学11号館309
電話番号
090-6904-6772

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