高校生が身近な困りごとをビジネスに変える新しい挑戦
2026年8月4日・5日の2日間、栃木県宇都宮市の宇都宮短期大学附属高校にて、株式会社オーナーによる「起業論アントレプレナーシップ講座」が行われました。この講座は5年目を迎え、アイデアや課題解決能力、プレゼンテーションスキルを育むことを目的にしています。
講座は、宇都宮市起業家支援施設「宇都宮ベンチャーズ」の協力を受けて開催され、地域で活躍する起業家による講話やディスカッションが行われました。参加者は約40名であり、地元の2名の起業家、中村純さん(日本山林再生株式会社)と山田悠大さん(株式会社情報の森)からの貴重な体験談を聞くことができました。
中村さんは、放置された山林の収益化を目指し、様々なビジネスモデルを紹介しました。一方、山田さんはファッションと地域活性化を結びつける新たな価値創造について話しました。講演後、生徒たちとの質疑応答の時間では、多くの生徒が起業家の考え方や行動力を学び、刺激を受けた様子が伺えました。
「困りごと」から発見するビジネスアイデア
講座の2日目には、生徒たちがチームに分かれて、実際のビジネスプランを考案しました。「誰がどのように困っているのか」を書き出してテーマを決め、「かんぴょうの認知度を高める」や「暑さに配慮した子供向けの活動」など、多様なアイデアが出ました。生徒たちは生成AIやデザインツールを活用し、プレゼンテーション作成に取り組みました。
最終日には、審査員による発表会が行われ、株式会社駐妻キャリアnetの三浦梓氏とFLAP代表の久谷翔大氏が審査を担当しました。三浦氏は、自身の経験から「困った」と感じたことがビジネスのヒントになると伝え、久谷氏は利益を意識することの重要性を強調しました。様々なビジネスプランが発表されましたが、特に「ひがさんぽ」が最優秀賞に輝き、観光客向けの日傘貸し出しサービスを提案しました。
起業の難しさと面白さ
講座を受けた生徒たちは、起業に対する視点が変わったと感じています。これまで起業は特別な人だけが行うものだと思っていた彼らが、誰でも挑戦できることを理解しました。また、ビジネスプランを考える上での気づきや挑戦についても意見が集まりました。生徒同士の交流を通じて新たなアイデアを得たことも、多くの感想として寄せられました。
起業教育の浸透
起業論を担当する早乙女敏先生は、起業に対する生徒の意識が徐々に変化していることを実感しています。「生徒たちが積極的に外部コンテストに挑戦するようになってきています」と話す先生の言葉からは、講座が生徒たちの成長を促していることが伺えます。株式会社オーナーは、今後もアントレプレナーシップ教育を通じて、さらなる成果を期待しています。
このような教育プログラムを通じて、地域の未来を担う若者たちが育つことを期待しています。起業に対する理解が深まり、より多くの生徒が挑戦するきっかけとなることを願っています。