高性能を求める開発者や教育現場で重宝されるRaspberry Piシリーズに、念願の最新モデル「Raspberry Pi 5」が登場します。株式会社スイッチサイエンスは、この新しい製品に最適なACアダプターと2種類のスターターキットを8月中に発売する予定です。特にRaspberry Pi 5は、従来のモデルに比べてCPU性能が2〜3倍、GPU性能も向上しているため、さらなるコンピュータ能力を発揮します。
業界初のRaspberry Pi 5専用ACアダプター
今回スイッチサイエンスが用意した「Raspberry Pi 5に最適なACアダプター」は、5.1V / 5Aの出力を可能にするカスタムUSB PD ACアダプターです。特に、Raspberry Pi 5のUSBポートから1.6Aを供給できるため、これまでのモデルよりも多くのデバイスが同時に動作できるようになりました。既存の「Raspberry Pi 4」用ACアダプターでも動作が可能ですが、供給電流に制約があるため、専用アダプターの使用が推奨されます。
限定されたスターターキットとコンプリートキット
「Raspberry Pi 5 スターターキット」には、前述のACアダプターに加え、Raspberry Pi 5本体や64GBのmicroSDカード、公式ケースやHDMIケーブルも同梱されています。新たにRaspberry Pi OSがインストールされたmicroSDカードを用いることで、すぐにでも開発環境を整えることができます。さらに、冷却ファン付きの公式ケースが付属しており、高負荷時でも安定した動作が可能です。
一方、「Raspberry Pi 5 コンプリートキット」では、「スターターキット」の内容に加え、公式にデザインされたマウスやキーボード、RTC電池パック、高性能アクティブクーラーが付属します。これにより、ユーザーは単なる開発環境を超え、完成度の高いコンピューティング体験が可能です。特にアクティブクーラーは高負荷時にRaspberry Piを適切な温度に保つため、安定したパフォーマンスを実現します。
2024年の国内販売開始に向けて
Raspberry Pi 5の国内販売は2024年の2月予定ですが、今回の新製品はその第一歩としての意味も大きいです。これからも、より多くの人々が手軽にコンピュータ技術を操作できるよう、スイッチサイエンスは高品質な製品を提供し続けます。