HAYアプリにおけるUGC活用の進化
デンマーク発のインテリアブランド「HAY」は、ユーザーが公式アプリを通じてよりリアルな商品体験を得られるよう、UGC(User Generated Content)を活用した新機能を導入しました。これにより、ブランドの世界観をさらに広げ、顧客とのエンゲージメントを強化しています。
visumoの導入目的
株式会社ウェルカムが運営するHAYは、すでに公式ウェブサイトにおいてvisumo socialを導入しており、店舗スタッフやユーザーによるUGCの活用を行っていました。今回、アプリへの導入により、購入意欲を高める具体的な事例やファンの増加を図ることが期待されています。
新機能では、商品の利用シーンや他アイテムとのコーディネートを実際の写真や動画を通じて紹介し、ユーザーにリアルで親しみやすい商品体験を提供します。特に、UGCが生み出すコンテンツはブランドへの信頼感を醸成し、販売促進に寄与しています。
アプリ内でのシームレスな体験
1. Instagram投稿の統合
HAYの公式アプリでは、「#HAYのある暮らし」のハッシュタグが付けられたInstagramのユーザー投稿を収集し、直接アプリ内に展示します。これにより、商品に対してリアルな視点からのスタイリングアイデアが利用可能になり、アプリを訪れたユーザーは途切れることなくブランドの世界観に触れることができます。
この仕組みは、アプリ運営の手間を軽減しつつも、常に新鮮なコンテンツを提供可能にしています。公式アプリは、ユーザーの「アプリ回遊」を促進する効果があり、自然とブランドとの接点を増やす役割を果たしています。
2. 購買までの流れをスムーズに
また、HAY公式アプリではUGCをアプリのトップページに直接表示することで、ユーザーが煩わしいクリックをせずにコンテンツを閲覧できる環境が整えられています。投稿をクリックすると、関連商品の購入への導線も提示されるため、気になるアイテムを簡単に購入できる体験が実現されます。
これにより、ユーザーは最もよく見るページでブランドの魅力を感じられるようになり、購買意欲も高まることが見込まれています。特に、リアルな質感を持つUGCを活用しているため、ユーザーの反響はすでに大きく、今後のコンバージョン向上にも期待が寄せられています。
ユーザーとのコミュニケーション強化
毎日使うスマートフォンに常にインストールされているアプリは、ブランドの好感度を高める要因とされています。HAYは、公式ウェブサイトや店舗と異なり、より親密な関係構築を目指し、ファンエンゲージメントを意識したコンテンツを載せています。
UGCを使ったスタイリングの提案や、店舗スタッフによるTIPSやHOWTO動画などがアプリ内で提供されているため、ユーザーは新しいコーディネートを発見しやすくなります。さらに、visumoの管理画面を活用し、ユーザーとの直接的なコミュニケーションができるため、お礼を伝えたり新しい製品情報を知らせたりすることも可能です。
今後の展望
「HAY」の関係者は、公式アプリにおけるUGCのビュー数の増加を実感しており、リアルな利用事例を通じた効果を強く感じています。さらに、今後は「visumo recommend」の導入も計画しており、ユーザー個々に最適なコンテンツ提供が可能になります。これにより、新たな商品との出会いやついで買いの促進が期待されています。
オンラインセミナーの開催
HAYはオンラインセミナーも企画しています。3月18日には、株式会社ウェルカムのサブマネージャーがゲストとして登壇し、HAYのマーケティング戦略やUGC活用について語ります。興味がある方はぜひ参加してみてください。詳細・申し込みは公式ウェブサイトで確認できます。
HAYが引き続きどのようにUGCを活用し、ブランド価値を高めていくのか、今後の動向が楽しみです。