ポケトーク株式会社が富士ソフトからの資金調達を実施
ポケトーク株式会社(本社:東京都港区)は、富士ソフト株式会社(本社:神奈川県横浜市)からの追加の資金調達を発表しました。今回の資金調達額は10億円で、これによってポケトーク株式会社の累計調達額は68.3億円に達しました。前回の調達分と合わせると、合計で20億円という大きな金額になります。
調達の背景とミッション
ポケトークは「言葉の壁をなくす」という明確なミッションを掲げており、国や言語が異なる人々が自国語で意見を交わせることを目指しています。特に近年、国際的な交流が増えており、多言語に対応した通訳ニーズが急増しています。4月には、富士ソフトとの資本業務提携契約を結び、AI通訳機「ポケトーク」を中心にソフトウェアシリーズの充実を図っているので、さらなる成長が期待されています。
今回の調達は、提携をさらに深化させるための戦略の一環です。ポケトークの製品とサービスがリーダブルで高品質に提供されることで、多言語に対するニーズをつかむ姿勢が見受けられます。
ビジネス領域の拡大
ポケトークは、法人向けのニーズを重視し、特にソフトウェアシリーズを強化する計画を進めています。エンタープライズ向けのプロダクトラインを強化することで、多様なビジネスシーンでもポケトークの使用が広がることが期待されています。ユーザーからのフィードバックを即時に反映する開発体制を整え、迅速に市場の要望に応える姿勢も進めています。
ポケトークS2の紹介
新たに販売された「ポケトークS2」は、74言語を音声とテキストで翻訳し、さらに11言語をテキストのみに対応しています。これにより、170以上の国で使用可能となり、Wi-Fiがなくても使えるモバイル通信機能を搭載しています。バッテリーもちの利便性も向上し、ユーザーの実生活シーンでの使用を考慮された設計になっています。さらに「ポケトーク アナリティクス」との連携により、セキュリティ面が強化されて企業や団体も安心して導入できるよう配慮されています。
AI同時通訳機能の強化
「ポケトーク ライブ通訳」は、相手の話す言語をリアルタイムに翻訳し、まるで専属の通訳者のようにコミュニケーションを取ることができる画期的なサービスです。この機能は、ウェブブラウザを使うだけでなく、対面式の会話にも対応しており、オンライン会議など幅広い領域での利用が可能です。
未来への展望
ポケトークは、様々な国の人々が深く理解し合える社会の実現を目指しています。多言語対応がますます求められる現代社会において、今後も様々な課題に取り組み続け、ポケトークのサービスを拡大していく意欲があります。これからの展開から目が離せません。