万博入場顔認証
2024-10-07 15:12:41

大阪・関西万博に導入される顔認証システムの詳細と意義

大阪・関西万博における最新の顔認証システムの導入



2025年に開催される日本国際博覧会、通称「大阪・関西万博」。この博覧会は、「未来社会の実験場」をテーマに、新技術やアイデアを社会実装するための場として期待されています。そうした背景の中、大日本印刷(DNP)とパナソニック コネクトが協力し、大阪・関西万博の運営に関与する関係者の安全かつスムーズな入場を実現するために、顔認証システムを導入することが発表されました。

新たに設立されたADセンター



このシステムの導入に伴い、2024年10月7日には「ADセンター」が設立されることとなりました。このセンターは、関係者入場証「AD証」の発行および管理を主な業務とする機関です。大阪・関西万博では、約10万人に及ぶ関係者が訪れる予定であり、その入場管理は非常に重要な課題となります。

顔認証システムのメリット



DNPおよびパナソニック コネクトが提供する顔認証システムは、各企業の強みを活かしたものです。DNPは、厳格なセキュリティ基準を持つカード発行体制と、柔軟な対応力が特徴的な事務センター運営を持っており、安心・安全な入場を支えます。一方、パナソニック コネクトは、空港や大規模イベントで多数の導入実績を持つトップクラスの顔認証技術を提供しています。

このシステムは、関係者が利用する約30台のゲートで、顔認証とQR認証を組み合わせたスムーズな本人確認を実現します。これにより、厳格なセキュリティを維持しつつ、入場手続きを迅速化することが可能になります。

高い信頼性を備えたシステム



特に注目すべきは、パナソニック コネクトの顔認証技術が、2022年の評価によるもので、NIST(米国国立標準技術研究所)のテストで素晴らしい成績を収めている点です。この技術は、経年変化や顔の角度、照明条件に関わらず、高い精度での認識を可能にしています。このような高い技術力を持つシステムは、万博のような大規模なイベントにおいて必須と言えるでしょう。

大阪・関西万博の未来



大阪・関西万博は、多様なプレーヤーによるイノベーションを促進し、実際の社会への実装を目指しています。顔認証システムの導入は、その一環であり、技術がどのように社会生活を変革しうるのかを示す一例と言えます。大日本印刷とパナソニック コネクトは、安全で便利な入場システムを通じて、このイベントの成功を支える重要な役割を果たすことでしょう。

来るべき万博に向けて、今後も両社の取り組みに注目が集まります。この顔認証システムが、大阪・関西万博を安全な空間に保ち、参加者に円滑な体験を提供することが期待されています。


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会社情報

会社名
パナソニックグループ
住所
大阪府門真市大字門真1006番地
電話番号
06-6908-1121

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