SGH防災サポート財団と内閣府が業務連携協定を締結
2025年3月に設立された一般財団法人SGH防災サポート財団と内閣府は、災害時に船舶を活用した医療提供体制を整備するための業務連携協定を締結しました。協定の目的は、2026年1月から運用が開始されるこの重要な医療システムのために、資器材の適切な管理と迅速な輸送を図ることにあります。
1. 業務連携協定の背景
2021年に制定された「災害時等における船舶を活用した医療提供体制の整備の推進に関する法律」により、政府は大規模災害時における船舶を活用した医療提供の体制を整備する取り組みを開始しました。災害時に医療を提供するためには、エアテントやエアベット、衛星通信機材などの設備を平常時から確保し、災害が発生した際には迅速に船舶にこれらを運搬できる体制が必要となります。
今回の業務連携協定では、内閣府が所有する資器材をSGH防災サポート財団の倉庫に保管し、災害時における医療活動の円滑化を図ることが目的とされています。
2. 連携する業務内容
協定に基づき、以下の業務が連携されます:
- - 内閣府が保有する資器材の無償保管
- - 保管された資器材の船舶への運送支援
- - その他、内閣府が必要とする業務の実施
この協定により、内閣府が保有する医療機器などの迅速な活用が期待されており、災害発生時における医療サービスの提供がより実効性のあるものとなるでしょう。
3. 保管場所
資器材の保管場所は、佐川グローバルロジスティクス株式会社の東大阪第2営業所(大阪府東大阪市)と定められています。
4. 新たな防災モデルの構築
SGH防災サポート財団は、内閣府との協定を通じて、官民連携による新しい防災モデルの確立に向けた取り組みを強化していきます。持続可能な社会貢献のモデルを築くことにより、地域社会の皆様が安心して生活できる環境を作り上げることが求められています。
迅速かつ安定的な支援を通じて、この新たな体制が地域社会に与える影響は大きいでしょう。SGH防災サポート財団は、今後も地域への貢献を強化し、支援の輪を広げていくことを目指しています。
詳細な情報は、
SGホールディングスの公式サイトをご覧ください。