トレルナとスマルナの連携
2024-06-25 19:03:25

生理用品無料提供サービス「トレルナ」とオンラインピル処方サービス「スマルナ」が連携し、女性特有の健康課題解決へ

近年、女性の健康問題は社会的に重要な課題として認識されています。オンライン診療や医療相談事業を展開する株式会社ネクイノは、これまで8つの自治体と連携協定を締結し、婦人科領域の課題解決に取り組んできました。

しかし、女性の健康問題は複雑で多様であるため、一貫した解決策を見つけることが難しく、地域ごとのニーズやリソースを理解することが不可欠です。そこで、ネクイノは、地域レベルでの健康問題に対処するためのパートナーシップを強化するため、認定支援機関である株式会社SoLaboと連携することを発表しました。

SoLaboは、資金調達支援や補助金申請支援事業など、地域の課題解決に向けたノウハウを持つ企業です。ネクイノとSoLaboはそれぞれの専門知識と経験を活かし、女性特有の健康課題の解決に向けて、よりサステナブルな事業を展開することを目指しています。

具体的な取り組みとしては、オンライン・ピル処方サービス「スマルナ」と生理用ナプキンをトイレの個室に常備し無料で提供するサービス「トレルナ」を活用し、女性の健康問題に対する効果的な解決策を提供していく予定です。

スマルナは、スマートフォンで医師に相談・診察・処方までできるサービスで、2018年6月にリリースされて以来、累計120万件以上のアプリダウンロード数を記録しています。トレルナは、スマートフォンアプリとトイレ内のディスペンサーが連動することで、ナプキンを無料で受け取れるサービスです。2024年5月より、全国の商業施設や公共機関、学校などの個室に順次設置を開始し、年内に約6,000個室への設置を予定しています。

ネクイノとSoLaboは、この連携を通じて、自治体、医療機関、企業など、多様なステークホルダーとのパートナーシップを強化し、地域社会全体の女性の健康を支援するための枠組みを構築していく予定です。
ネクイノとSoLaboの連携は、女性の健康課題解決に向けた画期的な取り組みと言えるでしょう。特に、オンラインピル処方サービス「スマルナ」と生理用ナプキン無料提供サービス「トレルナ」の連携は、女性の健康問題に対するアクセスを改善し、女性の社会参加を促進する効果が期待されます。

スマルナは、オンライン診療の利便性を活用することで、従来はアクセスしづらかった医療サービスを、より多くの人に提供することを可能にしました。また、トレルナは、生理用品の無料提供を通じて、経済的な理由で生理用品を入手できない女性への支援を行うとともに、生理に関するタブーを打破し、オープンな社会の実現に貢献する可能性を秘めています。

しかし、これらのサービスの普及には、課題も存在します。オンライン診療では、対面診療と比べて患者の状態を把握することが難しいという課題があり、トレルナでは、設置場所の確保やコスト面での課題など、克服すべき課題があります。

これらの課題を克服するためには、政府や自治体、企業などの連携が不可欠です。政府は、オンライン診療の規制緩和や生理用品の無料配布に関する政策を推進することで、サービスの普及を促進する必要があります。自治体は、地域住民のニーズを把握し、サービスの導入を支援する必要があります。企業は、社会貢献活動として、サービスの導入や資金提供を行うことで、社会課題の解決に貢献する必要があります。

ネクイノとSoLaboの連携は、女性の健康課題解決に向けた重要な一歩です。今後も、政府や自治体、企業などの連携を促進し、より多くの人がこれらのサービスを利用できるようになれば、女性の健康状態が改善され、社会全体がより豊かになることが期待されます。

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