タナベコンサルティンググループとSurpassのM&Aセッションの内容とは

2025年4月22日、タナベコンサルティンググループ（TCG）と株式会社Surpassが共同で開催したセッション「グループインという道を選ぶ3つの条件」では、両社の代表者がM&Aに至った背景や今後のシナジーについて熱意を持って語りました。このセッションは、起業家機構「EO Beyond Japan」の一環として行われ、参加者に多くのインサイトを提供しました。

セッションの概要

当日のセッションでは、まずTCGの若松社長が登壇し、M&Aを決断した理由を語りました。「HRやマーケティング領域のコンサルティングを強化する中でSurpassに出会い、同社のミッションである『日本社会から女性活躍という言葉がなくなる日を目指す』というビジョンが、TCGのパーパスと合致していると感じました。石原社長と共に夢を実現したいと思っています。」と、具体的な理由を述べました。さらに、Surpassの石原社長も登壇し、同社の成長戦略について説明しました。「IPOにより、私たちのミッションであるDE&Iや女性活躍の達成が遅れてしまう可能性があるため、M&Aを選択しました。シナジーのある企業との連携が、新たなビジネスの成長につながると考えています。」 $

グループイン後の展望

両社のM&Aにより、どのような連携が進むのかに関しても触れられました。石原社長は、「TCGとの提携によって、DE&Iや営業アウトソーシング、DX支援に関する新たな提案基盤が整備されてきています。また、Surpassの人事制度の見直しやTCGが提供する幹部候補社員の育成プログラムの導入を通じて、社員の能力向上や組織の底上げが進んでいます。」と、今後の具体的な取り組みについても言及しました。

EO（Entrepreneurs' Organization）とは

このセッションが行われたEOは、1987年にアメリカで設立され、世界中の若手起業家をつなぐ国際的なネットワークです。日本国内でも17チャプター、1,200名以上のメンバーが活躍しており、年商1億円を超える企業が多く参加しています。メンバーの企業規模は多様で、上場企業もあるなど非常にバラエティに富んでいます。

タナベコンサルティンググループ（TCG）の足跡

タナベコンサルティンググループは、1957年創業の日本の経営コンサルティングのパイオニアです。「企業を愛し、企業とともに歩む」という理念のもと、創業以来17,000社以上の企業を支援してきました。彼らは戦略策定からデジタル実装に至るまで、企業の経営全体を支援するモデルを全国的に展開しています。「クライアントの成功のために」という徹底した姿勢が、顧客からの信頼を得ています。

このように、タナベコンサルティンググループとSurpassのM&Aは、今後の日本におけるビジネスの新たな形を模索する過程と言えるでしょう。両社の取り組みが進むことで、女性の活躍が促進され、企業全体が成長する未来が期待されます。

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