釜山外国語大学との連携による新たな挑戦
韓国の釜山外国語大学(BUFS)が、長崎市で開催される「長崎クリエイティブCAMP2025」に参加します。このプログラムは、2025年の7月に長崎の出島町で行われ、地域の社会課題を解決することを目的とした企業連携研修となっています。地域の文化や歴史に根ざした活動として、参加する学生たちにとっては新しい視点を得る貴重なチャンスです。
地域課題に対応するICT教育
長崎市は国際貿易の玄関口としての歴史を持ち、文化、歴史、高齢化、観光など多面的な社会的課題が存在します。これは参加者にとって学びの素材が豊富な環境を提供します。このプログラムでは、さまざまな社会問題を解決する方法を、生成AI(Generative AI)を活用しながら探究します。
事前準備と本研修の流れ
参加する学生たちは、渡航前の授業で長崎の歴史や社会課題について事前学習を行います。この準備によって、ただの観光体験に留まらない深い理解を持って現地に入ることができます。研修中は、生成AIの基本的な使い方を習得し、フィールドワークや地域の人々との交流を通じて、社会問題を抽出し、語りかける力を養います。最終的には、それぞれが学んだことを発表する時間も設けられ、地域のステークホルダーに向けての発表会を行います。
地域創造モデルの実証
本プログラムの大きな特徴は、ICT教育を超えて「AIと人間の協働による地域創造モデル」を実証しようとする点です。生成AI技術と人的な創意を結集し、地域の問題を認識し、解決能力を高めることを目指しています。実際のプロジェクトとして、学生たちは現地の課題に応じたソリューションを構築することになります。
プログラム詳細
- - 開催名: 長崎クリエイティブCAMP2025
- - 期間: 2025年6月30日(月)~2025年7月6日(日)
- - 場所: 出島メディアセンターなど長崎市内の各所
研修のスケジュール
1.
DAY 1: オリエンテーション
2.
DAY 2: 生成AI概論、長崎市内の博物館訪問
3.
DAY 3: スポーツ複合施設見学&日本ドラマのロケ地訪問
4.
DAY 4: 建築家による講義、歴史的建物訪問
5.
DAY 5: 地域課題に関する学習&意見交換会
6.
DAY 6: 成果発表会(リアルとメタバース参加)
7.
DAY 7: 韓国に帰国
参加意義
このプログラムは単に教育的な意義だけでなく、学生たちが地域と深く関わり、社会的課題を積極的に理解し、新たな価値を生む経験を提供します。釜山外国語大学と連携することで、異文化交流も促進され、参加者一人一人が長崎の文化や歴史を学びながら成長する機会となるでしょう。
長崎クリエイティブCAMP2025は、地域に根ざした学びと成果を生み出す研修として、参加者にとって魅力的なプログラムです。