学校教育を支える新たなソリューション『Tbridge® エッジキャッシュ機能搭載モデル』の登場
教育ICT専業メーカーであるチエル株式会社(東京都品川区)は、無線通信を可視化・安定化するための新たなソリューション『Tbridge®(ティーブリッジ)エッジキャッシュ機能搭載モデル』を2024年10月にリリースします。この新しいモデルは、学校教育におけるデジタル教科書の利用が進む中、ネットワークの通信負荷を軽減し、より安定した通信環境を提供するために開発されました。
2020年から進められているGIGAスクール構想第2期では、全国の学びの現場においてICT機器の活用が一層進むことが期待されています。しかし、デジタル技術の活用が広がるにつれ、ネットワークの負荷も増大し、通信の安定性が求められるようになってきました。そこで、チエルでは『Tbridge®』の展開を通じて、学校内ネットワークの可視化と安定化を実現し、通信負荷の軽減を図ります。
新機能の魅力
エッジキャッシュ機能による効率的な通信
『Tbridge® エッジキャッシュ機能搭載モデル』は、デジタル教科書などのコンテンツの通信負荷を最大99%以上軽減し、転送速度を95%以上向上させることが可能です。この新機能により、学校のネットワーク環境は格段に改善され、より多くの生徒が同時に端末を使用してもスムーズに情報にアクセスできるようになります。
安定化と可視化
さらに、ネットワークの状態を可視化し、通信の安定性を向上させる機能も搭載されています。教育委員会や学校のネットワーク管理者は、提供されるレポートを活用し、適切なネットワークアセスメントを行うことができます。これにより、問題点をリアルタイムで把握し、迅速に対応することが可能になります。
既存システムとの連携
『Tbridge® 500』または『Tbridge® 1000』を導入済みのお客様は、オプションライセンスの追加契約により、エッジキャッシュ機能を利用することができます。このように、既存のシステムをフル活用しながら、新しい機能を追加していくことができるため、効率的な運用が実現されるでしょう。
検証データから見る効果
実際にテストを行った検証サイトでは、エッジキャッシュを適用することで、キャッシュ率が99.8%に達し、転送時間が1200msから50msに短縮されるなど、目覚ましい効果が確認されています。これにより、学校のネットワーク負荷は大幅に軽減され、生徒がデジタル教材を使用する際の利便性が飛躍的に向上します。
市場のニーズと今後の展望
チエルは、GIGAスクール構想第2期に伴って、ますます必要とされるネットワーク環境を整備するため、『Tbridge® エッジキャッシュ機能搭載モデル』の販売目標を令和7年度以降で800台、売上10億円に設定しています。政府の補正予算を受け、教育現場でこのソリューションの需要は高まり続けていると考えられます。
まとめ
チエル株式会社は、今後も教育現場の課題解決に向けた取り組みを続けていく方針です。『Tbridge® エッジキャッシュ機能搭載モデル』の導入によって、学校のネットワーク環境が改善され、より良い教育が実現されることが期待されます。教育現場でのICT活用を進めるために、ぜひ注目していきたい製品です。
実機体験の機会
また、10月2日から開催される教育総合展「EDIX関西2024」では、チエルのブースでこの新機能を実際に体験することができます。興味のある方はぜひ足を運んでみてください。詳しい情報は公式サイトをご覧ください。