株式会社コーポレイトディレクション(CDI)は、その発展を目指して慶應義塾大学商学部の岩尾俊兵准教授との共同開発を開始しました。この新たなパートナーシップは、日本の経営コンサルティング市場における革新を目指しています。
CDIは1986年に設立され、日本初の独立系経営戦略コンサルティングファームとして多くの企業に対し戦略的アドバイザリーを提供してきました。そのビジョンは「あなたの会社が、信じる道をいく。そのために。」であり、主に時価総額500~5,000億円のMid-Cap企業を中心に、1,000社以上にサービスを提供しています。
この新しい取り組みは、岩尾准教授が持つ経営学の深い知識と実践的な経験によって加速されます。岩尾氏は、THE WHY HOW DO COMPANY株式会社(ワイハウ社)の代表取締役としても知られ、経営改革手法についても数多くの著作を通じて発信しています。これには『日本企業はなぜ「強み」を捨てるのか』や『日本“式”経営の逆襲』が含まれ、日本企業特有の強みに光を当てる議論が展開されています。
岩尾准教授は、経営学における先端的な研究と実践を融合させることを目指し、共同での開発において両者が共鳴する価値観と目的意識を共有しています。これにより、経営コンサルティングの進化と経営理論の新しい面を探求する期待が高まります。
この取り組みの背景には、現代の経営環境における変動と挑戦が影響しています。多くの企業が競争力を維持するために新しい戦略や手法を求めている中、CDIはこれに応えるべく研究と実践を強化していく方針です。
岩尾準教授は、佐賀県出身で、慶應義塾大学商学部准教授として教育にも尽力しています。博士号を有し、その知識を活かして経営教育の普及にも貢献しています。彼の著書は経営学に対する理解を深めるための貴重なリソースとなっており、多くの読者から支持を得ています。
The WHY HOW DO COMPANY株式会社は、価値創造のソリューショニストとして知られており、経営指導や新規事業開発、企業変革支援などを行っています。この会社は2004年に設立され、2006年に東証スタンダードへ上場しており、企業に対する多様な支援を通じて成長を促進してきました。
CDIと慶應義塾大学のパートナーシップは、経営コンサルティング業界における重要なマイルストーンと位置づけられています。この共同研究を通じて、新たな経営戦略の枠組みが提供されることが期待されており、企業が直面する課題に対する有効な解決策が創出されることでしょう。今後の展開に目が離せません。