教育者たちのつながりを深めた「教師の日ギャザリング2024」
2024年10月5日、羽田のコングレスクエアにおいて「教師の日ギャザリング2024」が開催されました。このイベントは、教育に関心を持つ300名以上の参加者が集まり、教師や教育関係者が多様な視点から交流し、共に学ぶ貴重な機会となりました。
教師の日とは
この日は、ユネスコによって世界教師の日と定められており、教師を応援する様々な取り組みが行われています。日本においても2015年からTeach For Japanがこの日を特別な意味を持つ日として位置づけています。
イベントの概要
当日は3つの主要セッションが行われ、各分野からの専門家がそれぞれの知見や経験をシェアしました。
セッション1: ウェルビーイング教育の探求
最初のセッション「子どもも大人もウェルビーイングな教育のあり方とは」では、株式会社ワーク・ライフバランスの小室淑恵氏、聖心女子大学の永田佳之教授、文部科学省の廣田貢氏が登壇しました。ウェルビーイングの実現に関する取り組みやチャレンジについて貴重なお話を伺い、参加者からは具体的なアクションにつながる意見が飛び交いました。
セッション2: 学校現場の実践
続くセッションでは、埼玉県上尾市立上平小学校の中島晴美校長とベネッセ教育総合研究所の庄子寛之氏が登壇し、教育現場での実践例を紹介。参加者からは「心理的安全性とウェルビーイングの関連性」についての気づきがあり、実践に向けた意欲が高まりました。
セッション3: 市政の視点
最後のセッションでは、芦屋市長の髙島崚輔氏が「対話と協働で主体的な学校をつくる」をテーマに、市全体の取り組みと自身の経験を語りました。市政と教育の関係性について参加者は新たな視座を得て、教育に主体的に関わりたいという思いを強めました。
参加者の声
多くの参加者がイベントを通じて教育に対する情熱や思案を改めて感じ、今後の活動に期待感を抱いています。「また来年の開催が待ち遠しい」との声も寄せられました。教育現場の枠を超えた参加者同士の交流が、この場を一層特別なものにしていました。
結び
「教師の日ギャザリング2024」は、教育に携わる者同士がつながり、学び、エンパワーされる場として大いに成功しました。Teach For Japanは今後もこのような形式で教育の架け橋となるイベントを実施していく予定です。これからの教育環境をより良くするためにも、様々な声を聞き、アクションにつなげていくことが重要です。