熊本市、フェアトレードミュージアムミニマ開館へ
熊本市が誇る初のフェアトレードシティの地に、新たな拠点「フェアトレードミュージアムミニマ」(略称:フェアミミ)が2025年春に開館する予定です。この取り組みを牽引するのは、明石祥子さん。彼女は約30年にわたり熊本でフェアトレードの普及と実践に尽力してきました。
フェアトレードとは?
フェアトレードは、開発途上国の生産者に公正な報酬を提供し、持続可能な開発を促進することを目指す運動です。現在、フェアトレード製品を購入したことがある人は約42.2%にのぼりますが、まだまだ認知度は普及の余地がある状態です。特に10代の認知率は78.4%と高いものの、50代以降は50%を切っています。
明石祥子さんの挑戦
明石さんは、震災や火災に見舞われながらも、仮設店舗でその活動を続けてきました。しかし、この度、仮設店舗での運営を一旦終え、新たに「フェアミミ」を立ち上げる決意をしました。このミュージアムを通じて、フェアトレードの重要性を教育し、多くの人々へその魅力を伝えることを目指します。
クラウドファンディングの開始
「フェアミミ」の開設には、仲間や企業の力が必要です。そのため、クラウドファンディングを開始しました。運営はCAMPFIREを通じて行われ、期間は2024年9月14日から10月31日まで。最終目標は300万円。この支援金は、ミュージアムの建設資金や各種イベントの運営に充てられます。詳細は
こちらから確認できます。
建設予定地と機能
「フェアミミ」は熊本市中央区新屋敷に位置づけられ、学生や行政、民間団体が情報発信できる拠点とします。また、明石さんが培った知識や体験を次世代に伝える活動も行います。人々が集まり、学び合える場所としても機能していく予定です。
フェアトレードの重要性
熊本市は日本初のフェアトレードシティとしての認知を得たものの、未だにその認知度は低い状況です。フェアミミを通じて、より多くの人々にフェアトレードを知ってもらい、実際に行動を起こすことができる場を提供していきます。明石さんの活動によって、熊本市が再び注目を集めることは間違いありません。
協力の呼びかけ
明石さんは、SDGsやエシカル消費に対して高い関心を持つ企業、団体、行政機関などに対しても協力を呼びかけています。小さな行動が集まり、大きな力となります。成功に向けた第一歩を共に踏み出してみませんか?
今後も熊本市と全国に向けたフェアトレードの活動がどのように広がっていくのか、注目が集まります。