一之江の隠れ家、ロビンソン酒場
毎週土曜日、BS日テレで放送される「ロビンソン酒場漂流記」。この番組では、お笑い芸人のマキタスポーツが選び抜いた一風変わった居酒屋、通称「ロビンソン酒場」を訪れ、素朴で美味しい料理とその魅力を探る。今回の舞台は、都営新宿線の一之江駅。駅から徒歩10分のところに位置する「大衆酒場 カネス」との出会いが待っている。
この酒場の外観に目を惹かれる理由は、二枚の暖簾がかかっていることだ。一方には「大衆酒場」の文字、もう一方には「中華そば」と書かれており、両方の魅力を兼ね備えた不思議な佇まいを見せている。シンプルながらもどこか懐かしい昭和の風情が漂う店内に入ると、中央にはコの字型のカウンターと、大きな鍋が一つ。カウンター越しには、優しい雰囲気の老舗感が感じられ、まるで過去にタイムスリップしたかのようだ。
最後に味わうべき逸品
まずは喉を潤すために、ホッピーをオーダー。「中」と「外」を混ぜた状態で提供され、まるで生ビールのようなクリーミーな泡立ちが楽しめる。氷を入れないそのスタイルは、温度が変化しにくく、最後まで最高の状態で楽しむことができる。
ホッピーで乾杯した後、次に選ぶのはカネスの名物とも言えるもつ煮。こちらは厳選されたもつを用い、余計な野菜は一切使わず、その旨みを最大限に引き出す調理法が特徴。これぞまさに、代々受け継がれてきた味の深みを堪能できる逸品だ。また、江戸前どじょうを使用した柳川料理も見逃せない。ドジョウを丸ごと調理したこだわりの一皿で、ほのかに感じる苦みが通好みの味わい。
食事のシメには、シンプルで飽きが来ないラーメンをおすすめしたい。マキタスポーツ自身も「これがシメに最適」と絶賛するこのラーメンは、昔ながらの素朴な味が心に残る一品。ここでしか味わえない貴重な体験が一之江には詰まっている。
これからの冒険に期待
「ロビンソン酒場漂流記」は、ただのグルメ番組にとどまらない。ロビンソン・クルーソーに例えられる孤高の酒場を求めて旅する中で、人々との出会いや、店にまつわる物語が紡がれていく。マキタスポーツは、初めての訪問でも緊張した面持ちでお店に足を踏み入れる。
この不思議な一之江の酒場は、あなたの街にも埋もれているかもしれない。仕事帰りにふらりと立ち寄ってみたり、友人を誘って新たな歴史を語り合ったり。マキタスポーツと共に「ロビンソン酒場」の冒険を楽しみ、有意義な時間を過ごしてみてはいかがだろうか。毎週土曜の夜、未知の世界を求めて新たなグルメ体験が待っている。
放送情報
「ロビンソン酒場漂流記」は、BS日テレおよびBS日テレ4Kにて毎週土曜日の夜10時から放送。ぜひ視聴して、本の世界観を実体験してみてください。