慶應義塾大学生が運営する「塾生情報局」の新ツール
慶應義塾大学の学生たちが運営する情報メディア「塾生情報局」が、SNSを活用した匿名リサーチツール「ぶっちゃけリサーチ」を導入しました。この新しいツールは、学生間での意見交換を促進する目的で開発され、特にフォロワーから多くの意見を集めることを可能にします。
「ぶっちゃけリサーチ」とは?
「ぶっちゃけリサーチ」は、TwitterやFacebookと連携したSNSリサーチツールです。このツールを使うことで、フォロワーは匿名で簡単に意見を送ることができます。
フォロワーが投稿されたリンクをタップすると、タイムライン上では何の反応も示さずに回答ができるため、普段は「見ているだけ」のユーザーからも幅広く意見が集まります。この匿名性が、より多くの意見を引き出す要因となっています。
「塾生情報局」とは?
「塾生情報局」は、慶應義塾大学内で最も大きな情報メディアです。TwitterやLINE@などを通じて、休講情報や試験期間の告知、就職活動情報など、多岐にわたる情報を慶大生に配信しています。現在、Twitterのフォロワー数は約14,000人、LINE@の登録者は5,000人を超え、多くが現役の学生です。
事例紹介
塾生情報局は、過去にもTwitterの匿名投票機能や「質問箱~Peing~」といったサービスを利用してきましたが、従来の手法では十分な数の意見を収集するのが難しいこともありました。
3年以上の運営を経て、最大30件程度の回答が集まることがほとんどでしたが、「ぶっちゃけリサーチ」の導入によって、わずか3日間で138件もの回答を収集することに成功しました。この結果は、従来の4倍以上に相当します。
リサーチの数値について
「ぶっちゃけリサーチ」を使用した投稿についての数値は以下のとおりです:
- - インプレッション数:9,239
- - エンゲージメント数:696
- - リンククリック数:375
- - 回答数:138(従来の最高数は30程度)
- - 閲覧数:463
このように多くの意見が集まったことにより、実際の学生のニーズをより正確に把握することができます。
実際の回答例
具体的に集まった意見の一部を以下に紹介します:
- - 「生協を1限から開けて欲しい。また、100円朝食の機会ももっと増やして欲しい。」
- - 「進路を決めるため、理系の研究室配属を早めてほしい。」
- - 「成績評価をDCBAに戻して欲しい。五段階評価では、他大学に比べて留学しにくくなっている。」
まとめ
このように「ぶっちゃけリサーチ」を通じて収集された意見は、今後のキャンパス環境の改善や学生へのサービス向上に役立つことでしょう。学生たちの声をしっかりと反映させるため、このツールの活用が期待されます。
更なる詳細や使い方については、
ぶっちゃけリサーチの公式ホームページをご覧ください。また、アプリのダウンロードは
Apple Storeと
Google Playから可能です。