CO2吸収プラスチック「DACプラ®」で環境問題に挑む!ベホマルがエコテックグランプリで三洋化成賞を受賞
2023年10月21日、株式会社リバネス主催のエコテックグランプリ2023において、滋賀県草津市に拠点を置く株式会社ベホマルが三洋化成賞を受賞しました。同社が開発する「生体適合性・生分解性CO2吸収材入りプラスチック(DACプラ®)」は、高い技術力と社会貢献性への期待から選出されました。
336チームから選抜されたファイナリストの仲間入り
エコテックグランプリは、革新的な環境技術を表彰するコンテストです。全国から集まった336チームという応募の中から選ばれた12チームのファイナリストとして、ベホマルは「DACプラ®」のプレゼンテーションを行いました。バイオマスカーボンやマテリアルリサイクルなど、多様な技術が競う中での受賞は、ベホマルの技術力の高さを証明するものです。
植物由来のCO2吸収材で脱プラにも貢献
「DACプラ®」は、植物由来のバイオマスCO2吸収材をプラスチックに混ぜ込むことで生まれた革新的な素材です。常温常圧下でCO2を吸収し、80℃以上の加熱で放出する特性を持ち、吸脱着を繰り返すことができます。この技術は、CO2の削減に貢献するだけでなく、プラスチックの使用量削減による脱プラにも繋がります。現在、海外特許も出願中です。
環境問題への強い想いと未来への展望
ベホマルの西原社長は、大手電子部品メーカーでの15年間の研究開発経験を経て、2022年11月に同社を設立。子供の頃からの自然環境への関心と、「子供たちに美しい地球を残したい」という強い想いから、この事業をスタートさせました。立命館大学との共同研究や、立命館大学BKCインキュベータでのラボ開設など、着実な研究開発体制を構築しています。
ベホマルのビジョンは「地球を救う勇者になろう」。西原社長は、環境問題解決のためには、多くの人々と協働していく必要があると考えています。その目標は、「ユビキタスCO2回収社会」の実現。これは、あらゆる場所でCO2を回収する社会を目指した、壮大なビジョンです。
株式会社ベホマルの概要
- - 会社名: 株式会社ベホマル
- - 所在地: 滋賀県草津市野路東1-1-1立命館大学BKCインキュベータ201号室
- - 設立: 2022年11月
- - 代表取締役: 西原麻友子
- - ミッション: 資源循環が当たり前の世界に貢献する
- - ビジョン: Bravely for our earth 地球を救う勇者になろう
- - 事業内容: バイオマスCO2吸収材およびそれを用いたプラスチック製品「DACプラ®」の開発製造販売
- - URL: https://www.behomal.co.jp/
未来への期待
ベホマルの革新的な技術と情熱は、持続可能な社会の実現に大きく貢献すると期待されています。今後の研究開発の進展と、「DACプラ®」の更なる普及に注目が集まります。