シンク・アイとAIST Solutionsが手を組む新プログラム
株式会社シンク・アイ ホールディングス(以下、シンク・アイ)と株式会社AIST Solutions(以下、AIST Solutions)が、2024年12月に「AIST-ThinQI Solution Partners Program」を開始することを発表しました。このプログラムは、シンク・アイの新規事業創出のノウハウとAIST Solutionsが持つマーケティングの経験を融合させ、クライアント企業の事業構想から実証までを支援します。
プログラムの目的と背景
近年、オープンイノベーションが企業において注目されており、特に技術アセットを活用することで新たな価値が生まれています。しかし、事業課題と研究テーマとの適切なマッチングが難しいという問題も抱えていました。この状況を踏まえ、シンク・アイとAIST Solutionsは協力して、クライアント企業が持つ課題を解決するための新たな取り組みを行います。
本プログラムの特徴
本プログラムでは、以下の2つのアプローチで新規事業の創出を支援します。
1.
バックキャスティング手法による事業構想の策定
社会課題を抽出し、未来シナリオを設計することで、事業創出の仮説を検証します。また、科学技術的知見を提供し、より現実的なビジネスプランを策定します。
2.
事業開発・マーケティング戦略の策定
事業運営のための戦略や資金調達計画を策定し、実証フェーズとなるPoC(Proof of Concept)の設計と支援を行います。これにより、クライアント企業が持つ技術を効果的に活用するための基盤を整えます。
成果を生み出すための協力体制
シンク・アイはクライアント企業との密接なメンタリングを行い、事業計画をリードします。また、資金調達計画をサポートし、実証フェーズの設計をも行います。一方、AIST Solutionsはクライアント企業の技術の戦略的活用を支援し、科学技術の知見を提供することで、事業仮説の検証を行います。これにより、シンク・アイとAIST Solutionsの両者が強固なパートナーシップを築き、産業界の成長に寄与することが期待されます。
目指す未来
このプログラムを通じて、オープンイノベーションの推進や技術アセットの社会実装を加速し、持続可能な産業発展に貢献することが目標です。シンク・アイとAIST Solutionsは、このプログラムを基にクライアント企業との新たなエコシステムを形成し、社会が抱える課題解決に寄与していきます。今後の展開に注目が集まる中、両社の取り組みがどのような成果を生むのか、期待が高まります。
会社情報
株式会社シンク・アイ ホールディングス
設立:2020年5月
本社所在地:福岡県福岡市
代表取締役:京谷忠幸
ミッションは「日本の匠・高度技術を承継し、国際社会および産業の共創に貢献する」ことです。
株式会社AIST Solutions
設立:2023年4月
本社所在地:茨城県つくば市
代表取締役:逢坂清治
日本最大級の公的研究機関である産業技術総合研究所と協力し、ナショナル・イノベーション・エコシステムの構築に努めています。