リブレット塗膜導入のJAL
2025-01-10 18:49:25

JALが世界初!リブレット塗膜を施した国際線機材の運航開始

JALが初めて導入したリブレット塗膜



日本航空株式会社(JAL)が、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)、オーウエル株式会社と協力し、世界で初めてリブレット形状の塗膜を施したボーイング787-9型機(JA868J)の運航を始めることを発表しました。この革新的な塗膜は機体の大部分に施され、2025年1月中旬から国際線として運航される予定です。

航空機の環境負荷を軽減



近年、航空業界では脱炭素化が急務とされています。JAL、JAXA、オーウエルは、そうした背景から、Paint-to-Paint Methodを用いてリブレット形状塗膜を施す技術を開発しました。この手法では、既存の塗膜上に凹凸を形成することで、軽量化と耐久性の向上が期待できます。

リブレットとは、サメの肌にヒントを得た微細な溝構造であり、航空機の飛行時に生じる空気の抵抗を軽減します。この技術により、JALは長距離運航における燃費改善を実現しようとしています。

燃費改善の具体的な効果



JALが行った風洞試験や数値解析の結果、リブレット塗膜は巡航時の抵抗低減率を0.24%も実現し、これにより年間約119トンの燃料消費削減が見込まれています。これに伴って排出されるCO2も約381トン削減され、これはスギ約27,000本の年間CO2吸収量に相当します。

今後の展望



今後、JAL、JAXA、オーウエルの三者は、さらにリブレット形状塗膜の耐久性、美観性、および長距離国際線における燃費改善効果を検証していく計画です。また、施工範囲の拡大も目指しています。

このような取り組みは、航空機の脱炭素化に向けた重要な一歩となるでしょう。今後の進展が期待されます。

企業の理念と未来



オーウエル株式会社は、工業用塗料販売で国内トップクラスのコーティング関連事業を展開している企業です。1943年に設立以来、「最適整合の創造」を企業理念に掲げ、持続可能な世界の実現に貢献することを目指しています。今後のさらなる成長と新技術の導入により、エコフレンドリーな航空機の実現に貢献すると期待されています。


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会社情報

会社名
オーウエル株式会社
住所
大阪府大阪市西淀川区御幣島5-13-9
電話番号
06-6473-0138

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