遼寧の味、日中交流
2022-11-29 11:54:44
東京都内で開催されたグルメイベント「日本における遼寧の味」振興日中交流の新たな試み
日中友好をつなぐグルメイベント「日本における遼寧の味」
東京都内で開催されたグルメイベント「日本における遼寧の味」が、日中間の文化交流を深める新たな試みの一環として行われました。このイベントは、遼寧省の料理を紹介し、食文化を通じた架け橋を作ることを目的としています。主催者は遼寧省人民政府新聞弁公室で、昨年は鄭州で行われたイベントに続くものですが、今回の海外での開催は初めての試みとなります。
12月18日、イベントの開幕式では、著名な料理人やキャラ弁作家がゲストとして参加し、会場は遼寧産の新鮮な食材や昨年のイベントの様子を映し出す大型スクリーンで盛り上がりを見せました。また、在日中国大使館からの李万鵬領事はビデオメッセージで、食文化の重要性と日中交流の歴史的背景について述べました。
「食文化は言語を超えたコミュニケーションの手段であり、地域文化の魅力を表現する重要な要素です」と李領事は語ります。また、日中国交正常化50年を迎えた最近の状況も踏まえ、日中間の食文化の交流が今後も発展することを期待しています。
遼寧省の名物料理に触れる
遼寧省には、小吃と呼ばれる軽食が豊富で、特に歴史ある馬家焼麦や老辺餃子は中国の無形文化遺産に登録されています。李領事は「日中の美食を通じたコミュニケーションは、双方の文化がより深まる素晴らしい機会」と話しました。
著名料理家の劉敬賢氏は、「食文化に国境はない」と述べ、経済や旅行、学術交流も含め、今後のさらなる発展を期待しました。イベントの開催にあたって「遼寧料理の魅力を日本の方々に知ってもらいたい」と意気込みを見せます。
実演料理とキャラ弁の披露
会場では、遼寧出身のキャラ弁作家・叶霖氏と、日本を拠点に活躍するシェフ・王建華氏による料理実演が行われました。叶氏は、日本の文化と遼寧料理の融合を目指し、華やかなキャラ弁を披露します。彼女は日本で長年生活し、自身の子どもに遼寧の味を伝えることを大切にしています。
王氏は、食材を使った野菜の彫刻の実演も行い、彼の手による美しい作品が来場者の目を引きました。王氏は「彫刻は芸術であり技術である」とし、交流の重要性を強調しました。
遼寧料理の広がりを期待
日中友好協会の永田哲二常務理事は、遼寧の食文化が宮廷料理に源を発し、国内外の美食家に親しまれてきたことを伝え、より多くの日本人に遼寧の味を知ってもらいたいと期待を寄せました。
今回のイベントでは、新宿区や港区にある中華料理店が協力し、「海鮮料理」や「餃子と寿司の融合」など、多彩なテーマの料理実演と試食が行われました。今回の成功を契機に、遼寧料理が日本国内でさらに普及し、近い将来に他国への展開も期待されます。
今後も、食を通じた日中交流の促進が続くことを願い、次のイベントへの参加と発展を心待ちにしましょう。
会社情報
- 会社名
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遼寧省人民政府新聞弁公室
- 住所
- 遼寧省瀋陽市和平区和平南大街45号
- 電話番号
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