近年、デジタル技術の急成長と共に、企業や組織はインターネットやクラウドなどを利用した新しいビジネスモデルを採用しています。しかし、このような環境ではサイバー攻撃も日常的に行われるようになり、特に「アタックサーフェース」が著しく拡大しています。この現象は、攻撃者がターゲットにできる範囲が広がることを意味し、それに伴い企業のIT資産が狙われているのです。
増え続けるアタックサーフェースと脆弱性
企業が活用するIT資産には、公開されているウェブサイトやサーバー、従業員が利用するクラウドサービスなど、様々な形態があります。その多くは、企業の情報システム部門(情シス)が把握していない場合も多く、これら未把握の資産はサイバー攻撃の格好の標的になりかねません。攻撃者はまず、こうした公開情報をリサーチし、脆弱性を探ることで攻撃の計画を立ててきます。
外部公開IT資産の把握と評価の重要性
特に子会社やグループ企業がある企業では、外部に公開されているIT資産の完全な棚卸しが難しく、効果的なセキュリティ対策が講じられていないことが少なくありません。そのため、これらの資産の弱点を把握することは非常に重要です。定期的な評価体制を整えることで、自社に潜むリスクを明らかにし、適切な対策を講じることが可能となります。企業は自己のアタックサーフェースを理解し、脅威に対抗するための準備を怠ってはいけません。
ASM(Attack Surface Management)の導入
経済産業省が発表した「ASM導入ガイダンス」は、外部から把握可能な情報を活用し、IT資産の特定と管理を行う手法として注目されています。このガイダンスには、ASMに関連するツールやサービスが紹介されており、特に「ネットde診断 ASM」は使いやすくコストパフォーマンスも優れています。自社の外部公開IT資産を一元管理するための手段として、組織内の様々な部署が大量のサイトを管理している分野で特に価値があります。
ウェビナーの開催と参加のすすめ
このような内容を深く掘り下げるウェビナーが今後開催される予定です。これには、ASMの基本的な概念、実施方法、実績などが含まれ、参加者が自身の組織に必要な対策を学べる場を提供します。特にサイバーセキュリティに関心を寄せる方々にとって、このウェビナーで得られる知識は非常に有益です。
最後に
マジセミ株式会社は、今後も参加者にとって有意義な情報を提供し続けます。過去のセミナーの資料や、その他の募集中のセミナーも是非チェックしてみてください。これからのサイバーセキュリティ対策に役立つ情報が詰まっています。