クラウド型業務管理ツール「CONOC建設業クラウド」
建設業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)が求められる現在、株式会社CONOCが提供する「CONOC建設業クラウド」とサイボウズの「kintone」との連携が発表されました。これにより、建設業務管理の効率化と情報の一元管理が実現します。
連携の背景
建設業界におけるDX推進の重要性が増している昨今、特に顧客情報の管理や共有が大きな課題となっています。複数プロジェクトを同時に進行させている建設現場では、担当者間の情報管理がばらばらになりがちで、結果として情報の分散や更新漏れが頻繁に発生します。これらの問題を解決すべく、CONOCは「kintone」と連携したAPIの導入を行いました。
この連携により、kintoneの柔軟なデータ管理機能とCONOC建設業クラウドのプロジェクト管理機能が一つになり、顧客情報の透明性が向上します。部門間での情報共有がスムーズになり、業務の効率化が促進されることを目指しています。
kintoneについての紹介
kintoneは、37,000社を超える企業に利用されているノーコード・ローコードの業務改善プラットフォームで、ITの専門知識がなくても、業務に必要なアプリを簡単に作成可能です。顧客情報管理、業務日報、出張申請など多岐にわたる業務に対応し、現場での業務改善を支援します。kintoneの導入により、業務の変化に柔軟に対応できるため、効率的な業務運営が可能となります。
CONOC建設業クラウドの特長
CONOC建設業クラウドは、現場が必要とする機能を盛り込んだ業務管理ツールです。見積や請求書の自動作成、売上や原価の自動グラフ化、工程表の作成を通じて業務を一括して管理可能です。シンプルなデザインで直感的に操作できるため、導入も容易。顧客情報の効率的な管理と情報共有を支援し、特に高齢化や技術継承が進む建設業界において、経験や技術のナレッジ共有を促進します。
株式会社CONOCについて
CONOCは、2010年に設立され、建設業界のDX化に向けたCon-tech事業を展開しています。「建設業界の常識をひっくり返す」という理念のもと、業界が抱える課題を解決するために日々取り組んでいます。今回のkintoneとの連携は、その一環として位置づけられ、建設業界におけるデジタル化をより加速させる試みとなります。
まとめ
CONOCとkintoneの連携によって、建設業界のDXが一歩進化します。顧客情報を一元管理し、業務の効率化を図ることで、さまざまな課題の解決が期待されます。これからの建設業務は、デジタル化によって新たな可能性を秘めているのです。業界の未来が楽しみです。