米国個別株運用サービス「WEALTH GROWTH」始動
JTG証券とスマートプラスの共同開発による新しい運用サービス「WEALTH GROWTH」が2月13日より始まりました。これは、米国個別株に特化した投資一任運用サービスとして、国内では初めての試みです。具体的には、S&P500を上回るリターンを目指し、未来の成長企業を見据えた戦略を展開します。
「WEALTH GROWTH」の背景
JTG証券は以前から「海外投資のJTG証券」として、多様な投資機会を提供してきました。また、「ウェルスマネジメントのJTG証券」として、富裕層向けの資産管理を行っています。この度新サービスを導入することで、さらなる顧客のニーズに応えることが狙いです。「WEALTH GROWTH」は、単なるインデックス運用とは異なり、成長株を中心としたアクティブ運用を展開し、富裕層の資産運用ニーズに応えることが期待されています。
サービスの特徴
「WEALTH GROWTH」は、スマートプラスが提供するデジタルラップサービスであるDigital Wealth Manager(DWM)を利用した運用サービスです。このプラットフォームは、顧客のニーズに沿った投資戦略を迅速に設計できる点が利点とされています。また、このサービスではお客様が保有株式や売買履歴、配当金の運用履歴を確認できることから、高い透明性が確保されています。
投資のアプローチ
この新サービスでは、米国上場株式を大型株と中小型株の2つのグループに分け、それぞれにマルチファクター型アルファモデルを適用したポートフォリオを構築します。これにより、S&P500を凌駕するリターンを追求する運用戦略を展開します。また、投資者は自身のリスク許容度に応じて、運用コースの変更が可能となります。
利用料と条件
「WEALTH GROWTH」の利用には最低2万米ドルの運用金が必要で、年率税抜1.5%のサービス利用料がかかります。また、購入手数料は金額に応じて異なり、最高で3%となっています。さらに、為替手数料が適用されるため、海外投資特有のリスクを考慮する必要があります。
今後の展開
JTG証券は富裕層市場をターゲットにしており、「WEALTH GROWTH」の販売を積極的に行なっていく考えです。サービス開始から1年で40億円、3年で200億円の預かり残高を見込んでいます。このサービスは、ますます成長を遂げる富裕層の資産運用ニーズに応えることが期待されています。今後の展開に目が離せません。
Finatextグループとスマートプラス
Finatextグループは次世代金融インフラを提供するフィンテック企業であり、金融サービスをユーザー視点で再評価し、新しいサービスを開発しています。スマートプラスは、その中で証券ビジネスプラットフォームを提供し、顧客向け証券サービスの支援を行なっています。
まとめ
「WEALTH GROWTH」は、日本市場に新たな風を吹き込む、米国個別株に特化した運用サービスです。業界初の試みにより、今後ますます多様化する資産運用ニーズに応える注目のサービスになることは間違いありません。いち早く利用して、新しい投資の形を体験してみてはいかがでしょうか。