ノロウイルス感染症に関する重要なガイドライン
冬の寒い季節、牡蠣や二枚貝を食べる機会が増えます。この時期に特に注意が必要なのが、ノロウイルスによる感染性胃腸炎です。日本医師会は、11月18日より最新号の「健康ぷらざ」(NO.584)を公開し、ノロウイルスの脅威に対抗するための情報を提供しています。
ノロウイルスとは?
ノロウイルスは、主に冬場に感染が拡大するウイルスで、主に食物や水を介して感染が広がります。特に、消費されることのある二枚貝が感染源として知られています。代表的な症状としては、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛があります。感染した場合、特に小さな子供や高齢者にとっては重症化する可能性があるため、注意が必要です。
感染源と対策
日本医師会の最新号では、志賀隆教授によって、感染源の詳細や主な症状、家庭内での感染拡大防止策についての解説も行われています。特に、家庭内での感染を広げないためには、以下の対策が挙げられています。
- - 手洗いの徹底:調理の前後や食事の前に手をしっかり洗うことが重要です。
- - 調理器具の消毒:まな板や包丁などの調理器具は、使用後に消毒することが推奨されています。
- - 食材の管理:二枚貝を含む生鮮食品は、十分に加熱することが必要です。特に生で食べる際は注意が必要です。
嘔吐物の処理
また、ノロウイルスによる感染症では、嘔吐物の処理も重要なポイントです。嘔吐物はウイルスが含まれている可能性が高いため、適切に処理しなければなりません。「健康ぷらざ」では、塩素系漂白剤を用いた消毒液の作成方法も紹介されているので、実際に役立てることができます。
健康ぷらざとは?
「健康ぷらざ」は日本医師会が国民向けに健康をテーマにした情報を提供するためのポスター形式の出版物です。これまで「歯周病」や「難聴」など、多様なテーマを取り上げてきました。過去550本以上のバックナンバーが日本医師会の公式サイトに掲載されているので、ぜひチェックしてみてください。
お問い合わせ
健康に関する疑問や情報提供は、日本医師会の広報課(☎03-3946-2121)に問い合わせれば、的確なアドバイスが得られます。冬場のノロウイルス感染への対策を知ることで、安心して冬を過ごせることでしょう。