全固体電池の未来を切り開くEnpower Japanと東工大の特許契約
全固体電池の革新に向けた重要な一歩
2020年2月27日、Enpower Japan株式会社と東京工業大学が連携し、全固体電池向けの特許ライセンス契約を結びました。この契約により、Enpower Japanは東京工業大学が持つ硫化物系固体電解質の基本特許の利用を開始し、電池技術の進展に向けた新たな足掛かりを得ることとなりました。
本契約の中心となる硫化物系固体電解質は、数ある固体電解質材料の中でも類い稀なイオン伝導率を誇ります。この高い性能が評価され、全固体電池の開発においても核心的な役割を果たすと期待されています。競合が続く電池業界において、先進的な材料が求められる中、この契約はEnpower Japanの競争力を一層高める要素となります。
Enpower Japanは、2021年よりこの固体電解質の生産を開始する予定で、研究開発市場や全固体電池のメーカーに対する販売を視野に入れています。これにより、実用化が待たれる全固体電池の実態に近づくことでしょう。
また、Enpower Japanは、この新しい材料を活用した小型全固体電池の開発も推進しています。特にIoTデバイスの普及が進む中、センサー用途に特化した電池が求められており、国内外のIoTアプリケーション開発企業との協力を通じて早期の実用化を目指しています。
全固体電池は、リチウムイオン電池に代わる次世代の電力源として注目されており、安全性や持続性の面でも多大な期待が寄せられています。これにより、Ev(電気自動車)や再生可能エネルギーの蓄電技術にも影響を与える可能性を秘めています。
Enpower Japanは、今回の特許ライセンス契約を契機に、さらなるデバイスの進化を促進し、持続可能な未来に向かって進むことを誓っています。今後の彼らの動向が、エネルギー産業をどう変革するのか、注目が集まります。
この合意が、全固体電池の開発を加速させるだけでなく、様々な分野での革新につながることが期待されます。今後、Enpower Japanがどのようにこの特許を活用し、新たな製品を市場に投入していくのか、その動向から目が離せません。
会社情報
- 会社名
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Enpower Japan 株式会社
- 住所
- 東京都港区港南2-15-1品川インターシティA棟28階
- 電話番号
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