持続可能な住宅への挑戦
2020-09-25 18:20:36

電気自動車と共に進化する持続可能な住宅環境の実現へ

電気自動車と共に進化する持続可能な住宅環境の実現へ



滋賀県近江八幡市で、株式会社八興と日産自動車株式会社、滋賀日産自動車株式会社の3社が連携協定を結び、「電気自動車を活用したZEH・ZEH+R普及促進」に向けた取り組みを開始しました。この協定は、電気自動車(EV)を「走る蓄電池」として活用し、ネット・ゼロエネルギー・ハウス(ZEH)の理念を基にした住宅づくりを目指すものです。

なぜZEHとEVが重要なのか?



現代の住宅問題は、エネルギー効率の向上や持続可能性が求められています。ZEHは断熱や省エネルギー、創エネルギーを駆使し、住宅のエネルギーの自己供給を促進します。一方、ZEH+Rは停電時のレジリエンスを強化したモデルで、特に自然災害が多発する地域において、その重要性は増しています。

八興は、自社の住宅事業においてこの概念を取り入れ、地域の防災力向上にも貢献することを目指しています。この協定によって、EVとその電力を家庭の電源として利用可能にする「V2H」(Vehicle to Home)技術を普及し、住宅業界の課題解決を図ります。

協定の具体的な内容



協定の一環として、電気自動車やV2H技術を利用した災害時の避難所機能が強化されます。たとえば、地震や台風などによる大規模な停電時には、八興のショールームや滋賀日産自動車の店舗が避難所として利用されます。ここでは、EVや可搬型給電器を使って停電時でも電力を供給し、市民の安全を確保する体制が整います。

企業の背景と展望



八興は、長い歴史を持つ木材商としての基盤を生かしつつ、環境に優しい住宅を提案しています。近年、自然災害や再生可能エネルギーの重要性が増す中、再生エネルギーやEVに注力することは避けて通れません。そのため、電気自動車事業は企業戦略の大きな柱となっています。

一方、日産自動車は「ブルー・スイッチ」という電動化アクションを通じて、環境負荷の軽減や災害対策に積極的に取り組んでいます。この取り組みでは、地域問題の解決を使命とし、SDGs達成にも貢献します。

今後の展望



今回の協定締結は、これまでにない新たな試みであり、全国でも60件目にあたる重要なステップです。RETHと呼ばれる災害対策にも強い住宅を実現するため、三者は引き続き協力し、地域の持続可能な社会作りを目指します。電気自動車やV2H技術が急速に普及し、日常のエネルギー管理や防災対策が一体となった新しいライフスタイルが実現する未来が期待されます。

この連携協定の成功により、電気自動車と環境に優しい住宅が組み合わさり、より持続可能で災害にも強い社会が実現することが望まれます。

会社情報

会社名
株式会社八興
住所
滋賀県近江八幡市上田町175
電話番号
0748-37-7185

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