キシダ化学の挑戦
2022-09-21 10:00:01
中国市場を見据えたキシダ化学の新たな挑戦—上海に現地法人設立
キシダ化学、新たな国際展開:上海に現地法人設立
概要
キシダ化学は、急速に拡大する中国市場への対応を強化するため、2022年9月21日に「凱希達化学(上海)有限公司」を設立しました。この新たな現地法人は、日中間における新薬開発や電池材料開発の進展を受け、研究用試薬や原材料の輸出入業務をよりスムーズに行うことを目指しています。
企業背景と目的
キシダ化学は、これまで日本国内を中心に多様な化学製品の輸出入を行ってきました。化合物ライブラリーやビルディングブロック、電池材料に至るまで、幅広い商材を取り扱っています。この度の現地法人設立により、顧客やサプライヤーに対してさらに質の高いサービスを提供することが期待されています。
専門性の深化
新法人は、上海市浦東新区に位置し、総経理には野中信吾氏が就任しました。上海の中心地に拠点を置くことで、キシダ化学は国際的なビジネスチャンスを迅速に捉え、効率的な営業体制を築くことが可能になります。また、現地での研究に特化した環境を構築することで、アジア市場におけるプレゼンスを一層高めていく意向です。
日中間新薬開発のニーズ
近年、日中間の新薬開発に関する需要が急激に高まっています。中国の医薬品市場は成長を続け、企業間のコラボレーションを強化することがカギとなります。キシダ化学では、この動向を背景に、研究用試薬や製品の必要性が高まると見込んでいます。
電池材料開発に対する対応
また、持続可能なエネルギーへの関心が高まる中で、電池材料の開発も重要な焦点となっています。キシダ化学は、電池関連の商材においても現地のニーズに応じた供給体制を整えることで、競争力を一層強化していく計画です。
成長戦略
キシダ化学は、日本で培った専門知識と技術を中国市場に最大限活かし、顧客やサプライヤーに対して高品質な商品とサービスを提供することに注力します。現地のニーズと市場条件を反映させた新製品やサービスの開発にも積極的に取り組み、さらなる事業拡大を目指す姿勢を示しています。
まとめ
「凱希達化学(上海)有限公司」の設立は、キシダ化学にとって重要な一歩です。中国市場の急速な成長を受け、同社が持つ経験やノウハウをフルに活かし、競争の激しい市場での地位を強固にすることでしょう。今後の展開がますます楽しみです。
会社情報
- 会社名
-
キシダ化学株式会社
- 住所
- 大阪府大阪市中央区本町橋3番1号
- 電話番号
-
06-6946-8061